著者
奥村 善久 中村 親市
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.150-156, 1962-03-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
8

近年, テレビの見通し外遠距離伝送の要求がさかんになり, その研究も各方面で実施されてきているが, 果してどの程度の可能性があり, 特性上どんな問題があるかはあまりよく知られていない.見通し外伝送の方法には, 大別して対流圏散乱波と山岳回折波を用いる二つの伝搬様式があるが, テレビ伝送の特性上異なる点が多い.そこで本文では, 主として山岳回折伝搬によるテレビ伝送の問題に関して, まずその伝搬特性を概説し, 遠距離山岳回折回線においてテレビの伝送特性を測定した結果と, その改善対策について述べてある.
著者
丹羽 登
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.242-250, 1970-04-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
19

宇宙船用テレビカメラには, 一般の放送用, CCTV用などと著しく異なる条件を要求される.その特殊性を検討し, またApollo計画用の白黒カメラ, カラーカメラについて簡単に解説し, かつApollo12号までの実績を紹介する.

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著者
神瀬 昭 金田 実
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.209-228, 1972-03-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
23
著者
竹下 彊一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.307-315, 1971-04-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
12
著者
遠藤 幸吉
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.106-111, 1955-04-01 (Released:2011-03-14)

テレビジョン放送局を設立するに当り,いかなる規模において開始すべきかはその企業体の資金により色々と相異もあるのは当然であるが,ある程度の将来性も考慮して充分に運用できる程度のものが望ましい。先進国としての米国の例を見ると現在ではネットワークが完備し,小都市の放送局では簡単な施設のものでもキー・ステーションからの番組を貰って聴視者を満足させている。一方キー・ステーションの方も,初期の頃はスタジオでもラジオに使用していたものを改造した程度であったが放送時間が増え,番組内容の充実するに伴いテレビジョン専門の大スタジオを建設するようになった。この経過を見ても判るように僅か数年間におけるテレビジョンの進歩は真に目覚しいものであると同時に現在でも新しい機械が次々と発表され,今後の発展は予想し難いものがある。そのため現在新設されるテレビジョン専門の放送局でもスタジオなどは将来増設を考慮して敷地を広くとってある。ラジオ東京テレビジョンの局舎および施設は現在の段階において放送時間を5時間位とし,ある程度番組をスタジオ内において充分こなせること,将来の増設が可能なることに基本方針を置き旧近衛三連隊跡の5000坪の敷地に現在の局舎を建設した。なお観客参加番組はラジオと共通のが多いこと,および観客動員の都合でなお一層都心に近いことが望まれるのでその目的のためには現在のラジオ東京ホールおよび築地に建設中のラジオテレビスタジオを使用し,マイクロウエーブで赤坂の局舎まで連絡することにした。
著者
樋渡 涓二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.31, no.11, pp.853-861, 1977-11-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
15

視覚と聴覚とは人間の外部情報を受容する二大感覚器管であるが, 前者は主として空間情報を, 後者は主として時間情報を取扱うという基本的な差異があるとしても, 一方, 生体内からみれば同じ感覚器としての共通性も見られる.本論では両者の心理的および生理的な基本機能について比較し, また画像と音響との関連についても論じた.最後に両者相互関連の問題にも触れた.
著者
金子 英二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.31, no.12, pp.940-947, 1977-12-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
16

液晶ディスプレイは, 既発表のいずれの平面型ディスプレイより薄型, 軽量であり, 駆動電圧, 消費電力が低いという特長がある.本稿では, 液晶セルの動作概要マトリックス型セルの特徴, テレビ画像表示にこれを用いる場合の問題点等について考察する.また2, 3の液晶表示テレビ受像機の試作例について述べ, 今後の発展方向を検討する.
著者
荒木 茂 中村 晴亘 井上 彬 真柄 佐俊 稲葉 雅男
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.24, no.11, pp.877-887, 1970-11-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
9

放送用4ヘッドVTRにおける色むらの発生要因について説明し, 現在実用化されている色むら補正器の補正精度の比較を行ない, さらに1ライン遅延線を用いたVTRの色むら補正器のシステムとその概略性能を述べる.1ライン遅延線を用いれば, ラインごとに色むらを補正することができ, 最も精度の高い補正が得られる.また, 性能の良好な1ライン遅延線が容易に得られることを紹介する.
著者
岡部 豊比古
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.26, no.6, pp.485-493, 1972-06-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
28
著者
安藤 健二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.18, no.6, pp.322-332, 1964-06-01 (Released:2011-03-14)

テレビ事業の発展に伴い, プログラムを全国に伝送する電電公社のマイクロウェーブテレビ中継線は大きく発展し, 北は稚内から南は沖縄まで3,000kmにおよぶ世界第二の長大な中継線となった.また, わが国のテレビネットワークの特殊な形態より, プログラム交換業務も世界に例のない複雑な業務であり, この業務を遂行するため電電公社としては2力年の歳月と9億の金を投じて, テレビリレーセンターを建設した.その内容について概説した.
著者
隠岐 恒夫 笹田 雅昭 楠 好次
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.540-544, 1977-07-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
9

中波放送機の固体化技術について, 半導体の利点を生かしたD級増幅器, スイッチング型高能率変調方式および耐雷設計などの概要を紹介している.
著者
樋渡 涓二 藤村 安志 鈴木 清興 三井 信雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.12, no.11, pp.502-508, 1958-11-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
12

NHK技術研究所で試作し, 放送に使用中のウォーキー・ルッキーについて, 研究経過・性能と回路構成, 興味ある回路の解説に分けて記述した.トランジスタ化により真空管方式では得られない高い安定度と信頼度が実現され, こんごTV 送像装置のトランジスタ化に対し有力な確信を得た.