著者
戸次 大介
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第23回全国大会(2009)
巻号頁・発行日
pp.3M1OS16, 2009 (Released:2018-07-30)

90年代初頭に登場した動的論理は、古典論理の意味論を差し替えることによって、文脈に依存した現象を構成的意味計算に落とし込むことに成功した。しかし同時に、古典論理を支えていた証明論との良好な関係(健全性・完全性)を失うこととなった。本発表では、型付きラムダ計算から構成できる動的論理を提示し、この問題への解決法を示す。同時に、この動的論理が自然言語の意味論における幾つかのパズルを解消することを述べる。
著者
立花 卓 小方 孝
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第23回全国大会(2009)
巻号頁・発行日
pp.1J1OS211, 2009 (Released:2018-07-30)

物語の表現方法としての映像表現カメラワークを対象とした研究を行っている。ルールに基づきカメラワークを適用するシステムを試作し、そのルールを小津の『東京物語』の分析から「小津ルール」として得た。『東京物語』を再現した映像に試作を適用し、実際の映像をどの程度表現できるかシミュレーションした結果、約60%表現可能であった。芸術作品において何処までルール化が可能なのかを問うことが本研究の意義である。
著者
田口 亮 岩橋 直人 能勢 隆 船越 孝太郎 中野 幹生
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第23回全国大会(2009)
巻号頁・発行日
pp.1F2OS72, 2009 (Released:2018-07-30)

本稿では,単語の知識を持たないロボットが,人の自由な発話から物や場所の名前を学習する手法を提案する.初期の単語候補は,学習データの音素認識結果から生成する.この単語候補を用いて単語認識と意味・文法の学習を行い,統計的モデル選択の基準を元に,音響的,文法的,意味的に不要な単語を削除・連結する.そして再び単語認識を行う.これを繰り返すことで,単語の正しい音素系列と意味が獲得される.
著者
市瀬 龍太郎 山川 宏
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第23回全国大会(2009)
巻号頁・発行日
pp.3C41, 2009 (Released:2018-07-30)

本論文では,ゲーム型教材のプレイログから,行動を学習する手法に関して報告する