著者
上野 修 前川 督雄 本田 学 仁科 エミ 河合 徳枝 大橋 力
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第24回全国大会(2010)
巻号頁・発行日
pp.2H1OS43, 2010 (Released:2018-07-30)

私たちは、現在の地球環境問題を自然だけでなく社会・文化を含む文明の次元で捉えることを試みている。<死生観>に関わる生命モデルを創り、増殖進化における優位性の検討が可能な人工生命研究と、モデルに対応する生命機構の実在性を検証する生命科学実験との相補的アプローチを進めてきた。その有効性を示す例として、不死の生命よりも有死の利他的生命の優越性を示した「プログラムされた自己解体モデル」を紹介する。
著者
檀 裕也 川井 東
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第24回全国大会(2010)
巻号頁・発行日
pp.2D14, 2010 (Released:2018-07-30)

桜の開花は、過去の気温や日照時間、春先の気温上昇などの条件によって決まると考えられている。さまざまな経験則に基づく予測の計算式が提案されているものの、桜の開花日を正確に予測することは難しい。本研究では、桜の開花予測にニューラルネットワークを適用した結果を紹介し、その有効性と限界について述べる。
著者
金井 明人 吉川 誠人
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第24回全国大会(2010)
巻号頁・発行日
pp.1I2OS1b1, 2010 (Released:2018-07-30)

映画作品でも、文学作品でも、物語の連続性を切断するための技法が導入されている場合があり、受け手の認知に大きな影響を与えることで、強い効果をもたらしている。本論文では映画と文学の切断技法の共通性と差異を、作品分析と認知科学的な実験を基に考察し、その技法を理論化する。また、物語における連続性の意味についても改めて論じる。
著者
小原 卓也 藤波 努
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第24回全国大会(2010)
巻号頁・発行日
pp.3G1OS2a1, 2010 (Released:2018-07-30)

現在、多くの人間活動が行われる中その熟練に必要なスキルも増加している。そのため、スキルの部分的な共通点などから熟練にかかる時間の削減や他活動への応用などが求められ、身体知スキルの研究が盛んに行われている。本研究では擬似的なオープンスキルを発揮すると考えられるリズムアクションゲームに注目し、視線追従を用いたスキルの分析を行うことで、視線と熟練の相関を分析する。また、他活動への応用を考える。
著者
大里 雄一 杉村 博 松本 一教
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第24回全国大会(2010)
巻号頁・発行日
pp.1B34, 2010 (Released:2018-07-30)

パスファインダーとは,図書資料の情報を提供するツールであり,図書館員によって作成や管理,保守を行うので,そのコストは大きい,インターネット検索やWikipediaは低コストで利用できるが,情報の品質は保証されておらず,情報の真偽を判断する能力が必要となる.本論文では,ユーザ参加型として集合知を利用する知識収集体系を組み込み,維持コスト低減を実現するパスファインダーシステムを提案する.