著者
三瀬 純 下村 真弘
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
地震工学研究発表会講演概要
巻号頁・発行日
vol.13, pp.69-72, 1974

広島大橋は広島市と呉市を結ぶ国道31号のバイパス「広島呉道路」の一環として, 広島湾奥部の海上約/Kmを横断する橋梁で, 上部工は鋼床版箱桁, 下部工はT型壁式橋脚, 基礎工は円形オープンケーソンである。本橋はきわめて地質条件の悪い地盤に設置された橋梁であり, 基礎底面から構造天端まで高さ80mを超える長大構造物であるところから, その耐震設計については慎重な検討が必要であった。本文はこでいわれた修正震度法による静的設計, 動的地震応答解析および強制震動実験の結果を報告するものである。