著者
出口 毅
出版者
山形大学大学院教育実践研究科
雑誌
山形大学大学院教育実践研究科年報 = Bulletin of graduate school of teacher training Yamagata University
巻号頁・発行日
vol.2, pp.26-30, 2011-02-19

小学生から高齢者までを対象として,実験参加者に4つの記憶課題に取り組んでもらい,記憶機能の加齢に伴う変化を検討した。実験には小学生257名,大学生81名,40歳~80歳代まで78名の合計416名の協力を得て,参加者には作動記憶課題,短期記憶課題,長期記憶課題及び意味記憶課題における想起を求めた。実験は,小学生と大学生が学級または授業ごとに集団式で行い,40歳代以降の実験参加者については個別に実施した。そのため,実験方式により2つに区分して分析を行った。その結果,小学生と大学生の比較から,すべての課題において増加的な変化(実験I)と,40歳代以降から高齢者では加齢に伴う減衰的な変化(実験II)が確認された。さらに,全体的な変化を明確にするために各課題の記憶成績をZ得点に変換して,小学生から高齢者までの変化過程を検討した。 キーワード:加齢, 作動記憶, 短期記憶, 長期記憶, 意味記憶
著者
荒川 美佐子 アラカワ ミサコ ARAKAWA Misako
出版者
山形大学大学院教育実践研究科
雑誌
山形大学大学院教育実践研究科年報 = Bulletin of graduate school of teacher training Yamagata University
巻号頁・発行日
vol.2, pp.66-73, 2011-02-19

本研究は,「主体的に学習に取り組む態度」の育成方法と個々の力を高める「他者とのかかわり」との関連という視点から授業をとらえ,実践結果を考察したものである。その結果,「主体的に学習に取り組む態度」の育成には,「自己決定的環境」とそれを支える「学ぶ方法・学習活動時間・課題の質」の保障が必要であること。「他者とのかかわり」が「学習に主体的に取り組む態度」につながり,個に影響を与えること。個々の力を高める「他者とのかかわり」には,他者とかかわる必要感が不可欠であること,が明らかになった。 キーワード:主体的に学習に取り組む態度, 他者とのかかわり, 自己決定, 内的対話
著者
山口 絵里子
出版者
山形大学大学院教育実践研究科
雑誌
山形大学大学院教育実践研究科年報 = Bulletin of graduate school of teacher training Yamagata University
巻号頁・発行日
vol.2, pp.146-153, 2011-02-19

本研究では,山形県の公立小学校及び公立中学校で導入されている「教育山形『さんさんプラン』」による少人数学級編制の良さを生かし,子ども一人ひとりが生きる学級経営の在り方を考察した。調査では,褒める・認める・励ますなどの温かい声がけや,係活動や委員会活動,クラスでの役割を与え活躍できる場をつくることが効果的な働きかけであることが分かった。これらの一人ひとりを生かそうとする教師の働きかけは,子どもたちの自己存在感,自己有用感を高めているものと考えられる。 キーワード:学級経営, 少人数教育, かかわり, 自己効力感, 自己有用感
著者
岩田 栄彦
出版者
山形大学大学院教育実践研究科
雑誌
山形大学大学院教育実践研究科年報 = Bulletin of graduate school of teacher training Yamagata University
巻号頁・発行日
no.4, pp.220-223, 2013-02-16

本研究は,中学校数学の授業で現実的な問題を通して数学の有用性を効果的に実感させていく方法を明らかにするものである。具体的な方法として,現実的な問題を取り入れる際の問題点を解消するため,PowerPoint等を活用する。特に,アニメーション機能を効果的に取り入れる。その結果,現実的な問題を取り入れることで生徒の有用感を高められることがわかった。また,PowerPoint等の活用により生徒の思考に沿った提示ができ課題提示や課題解決の支援となることが明らかになった。 [キーワード] 現実的な問題,数学的モデリング,ICT活用,PowerPoint
著者
那須 利佳子
出版者
山形大学大学院教育実践研究科
雑誌
山形大学大学院教育実践研究科年報 = Bulletin of graduate school of teacher training Yamagata University
巻号頁・発行日
no.3, pp.132-139, 2012-02-18

本研究の目的は,考え聞かせを取り入れた読み聞かせ単元を小学校2年生で開発し,その効果を明らかにすることである。考え聞かせとは,読みながら考えていることを言葉にする活動である。子どもたちは,本紹介を通して,好きな場面についての考え聞かせを行った。8割の子どもが考え聞かせに楽しんで取り組んだと答えた。実践後の感想で,登場人物の行動から気持ちを想像することなどが身に着いたと確認できた。 キーワード:読み聞かせ(read aloud), 考え聞かせ(think aloud), リーディング・ワークショップ, 朝読書
著者
加藤 淳平 カトウ ジュンペイ KATO Jumpei
出版者
山形大学大学院教育実践研究科
雑誌
山形大学大学院教育実践研究科年報 = Bulletin of graduate school of teacher training Yamagata University (ISSN:18848893)
巻号頁・発行日
no.4, pp.138-145, 2013-02-16

This research focuses on dialogue and reflection. In lesson study, the workshop called Unconference has no-borders between teachers and learners. The result of the workshop showed that active form of dialogue made all the participants become autonomic learners. The teachers came to realize the efficiency of reflection and find it a different learning experience. Learners in supportive environments have high levels of self-efficacy and self-motivation and use learning as primary transformative force. [キーワード] 対話, 内省, 学習環境デザイン, アンカンファレンス