著者
林 和弘 餌取 直子 武内 八重子 中原 由美子 伊勢 幸恵 新岡 美咲 直江 千寿子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第11回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.155-158, 2014 (Released:2014-11-17)
参考文献数
7

学術電子ジャーナルの進展は、従来の出版者と図書館の関係にも大きな影響を与え始めており、図書館が機関リポジトリ構築を推進することによって、これまで情報の受け入れを主としていた図書館の関係者が積極的に情報発信に関わるようになった。「三大学連携機関リポジトリ研修」の成果として、お茶の水女子大学、千葉大学、横浜国立大学の三大学に加えて筑波大学の機関リポジトリから発信される学術情報を分析した結果、大学ごとの特徴が現れた。
著者
安藤 俊幸 桐山 勉
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第11回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.31-36, 2014 (Released:2014-11-17)
参考文献数
12

特許調査においては調査目的により程度の差はあれ再現率(網羅性)重視で検索集合を作ることを前提としている。ただし再現率重視だとノイズは増加する。 本報告では再現率重視の検索集合からテキストマイニング手法を応用して適合率重視で抽出/ソートを行い、スクリーニングを支援する手法として下記検討を行った。(1)キーワードのネットワーク分析による重要語(特徴語)抽出(2)キーワードを用いて計算した公報の類似率によるネットワーク分析(3)適合率を重視した特許調査への応用 キーワード解析は iPS 細胞をテーマにして日・中文で比較検討した。中国特許公報より抽出したキーワードをネットワーク分析して重要な中国語キーワードセットを選択する。重要な中国語キーワードセットを用いることで検索集合の適合率向上に有用である。さらにダウンロード集合の類似率ソートを用いた手法を提案する。
著者
戸塚 隆哉 山崎 久道 光富 健一
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第11回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.165-167, 2014 (Released:2014-11-17)
参考文献数
2

2002 年の UDC CD-ROM 版発行以後、12 年間 UDC 日本語版の発行が途絶えていたが、2014 年、発表者が中心となって作成した「日本語要約版」がオンラインで公開された。5,400 項目で、図書館学教育・研究、情報の組織化や検索等にかかわる種々の目的のために UDC のデモ版として利用できる。その分類表の内容・目的・意義について紹介し、分類表の出版、維持、普及などにまつわる問題点を挙げる。
著者
井上 彰
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第11回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.173-178, 2014 (Released:2014-11-17)
参考文献数
7

医学や薬学を中心としたライフサイエンス分野の情報を調査する上で、MEDLINE は重要な書誌データベースの一つである。MEDLINE に登録されている文献情報には、書誌事項や著者抄録といった論文そのものの情報の他に、MEDLINE を作成・管理する米国国立医学図書館の索引作業者により論文全文中から、論文の主題要素に注目した索引用語 MeSH(Medical Subject Headings)が付与されている。よって書誌事項や著者抄録に記載のない項目であっても、論文が主題とするテーマについて検索が可能となっている。また同義語などの用語の揺らぎを吸収する役割もある。MeSH は通常毎年更新され、9 月頃に次年の MeSH が公開され、年末までに最新の MeSH への反映作業(リロード)が行われる。MeSH を利用した検索を行う際には、MeSH の更新は重要な要素となる。 今回、2014 年版 MeSH に新規追加された Levofloxacin とリロードによる挙動について興味深い現象に遭遇したので、調査した内容を報告する。
著者
本田 瑞穂 清水 剛 清水 理恵子 永山 敦 屋ヶ田 和彦 山田 裕明 山田 宏文 山根 深一
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第11回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.7-11, 2014 (Released:2014-11-17)

新規事業の立ち上げのアプローチとして、自社の技術を組み合わせようとすることはよくあるが、実際にやろうとすると、自社に多様な技術があるにもかかわらず、その全容はつかみきれていないことが多い。本検討では、シーズからのアプローチの試みとして、自社の技術の棚卸しを行うことにより、自社技術の強み・弱みを分析し、新たな事業の提案を行うための手法を、事例を用いて検討した。(1)自社技術のコア技術の抽出の手法、(2)コア技術と他の技術の組み合わせの手法、を中心に報告する。
著者
加藤 治 津田 英隆
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第11回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.151-154, 2014 (Released:2014-11-17)
参考文献数
10

某食品企業の研究開発のプレスリリースに着目し、有価証券報告書でも当該企業が該当技術に注力している状況を確認した。その後、当該技術の情報を JDream III 等により収集した。また、マニュアルで当該論文の引用情報を含めて時系列順に再整理すると、社会的な課題、国による規制、国研を中心とした研究開発等が、民間に技術として波及し、社会に還元されている状況(情報循環)を見出すことができた。