著者
法宗 布美子 大久保 三四朗 大森 照夫 木下 光博 酒本 裕明 杉山 典正 都築 涼香 西田 彩子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第14回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.21-26, 2017 (Released:2017-11-01)
参考文献数
3

本研究では, 知育玩具にAR(拡張現実)技術を適用したAR知育玩具について, ITベンチャー企業がビジネスモデル主導で新規事業を創出することを想定し, ①事業アイデアが市場視点からビジネスシーズとなり得るかの判断, 及び②具体的な製品の提案を行った. ①について, ARの市場, 知育玩具の市場がそれぞれ拡大傾向にあること, また, 両者を組合せた場合に相乗効果が見込まれることから, AR知育玩具市場の有望性が確認された. ②について, テキストマイニング・トピックモデル分析を用いて, 全体を概観するマクロ分析からセミマクロ分析へ, さらにはミクロ分析へと展開する新たな手法を試みた. その他, ブログを対象としたニーズ分析などを行い, AR知育玩具と親和性の高い要素として, 「積み木」, 「英語学習」, 「Tangible Interface」に着目した. これらの要素をもとに, 「積み木を用いた Tangible Interface 型の幼児向け英語学習玩具」を提案した.
著者
加我 由佳里 内田 直樹 土田 哲平 室谷 好美
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第14回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.13-19, 2017 (Released:2017-11-01)
参考文献数
5

技術的にコモディティ化した事業領域においては、技術によってもたらされる機能的価値以外の付加価値で勝負することが重要である。そして、自社製品の知財ステージがどの段階にあるかを評価した上で、知財戦略を立てることが肝要である旨提唱されている[1]。 本研究では、付加価値で勝負する戦略における、技術だけでは得られない付加価値としての「感性価値」に着目した。そして、「デザイン」の観点から「感性価値」を向上させることによって技術のコモディティ化が解消され得るか、という仮説に基づき、グッドデザイン賞の受賞歴に基づいて特定した家電製品の特許情報および口コミ情報を分析した。 その結果から、「感性価値」が高い製品が市場に与える影響について考察する。また、よい "デザイン" がなされているか否かを判断する「デザインのコモディティ度」を考慮し、感性価値が問われる時代における新たな事業戦略・知財戦略の1つの考え方を提案する。
著者
瀬戸 真由美 正原 和幸 鈴木 亮典 渕上 和幸 望月 聖子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第14回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.7-12, 2017 (Released:2017-11-01)
参考文献数
7

企業の企画担当者が、経営層に対して新規事業を提案するにあたり、他社の新規事業参入事例をベンチマーク分析することを想定した。「他社の新規事業参入」として、N社の核酸医薬事業への参入を取り上げ、該事例の自社分析(N社分析)、環境分析および技術分析から、新規事業提案のための分析手法の一形態について提案する。
著者
平川 雅彦
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第14回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.47-52, 2017 (Released:2017-11-01)
参考文献数
7

自動車に搭載する自転車認識技術を特許情報から解析する。特許情報の課題と解決手段を記述している文章を抽出し、トピック分析を行った。分析にはLDA法を用い特徴キーワード群を抽出する。信号灯、道路種別などの複合語は抽出できなく、このため、形態素3-gramの頻度で解析した。その結果、衝突の可能性などの特徴語を把握できるようになった。また、特許間の距離は潜在的意味解析により3次元の図形表示し、最も正確な位置関係のものを選定した。今後は、解析精度をさらに向上できる手法を検討する。