著者
山崎 英則
出版者
神戸親和女子大学
雑誌
教育専攻科紀要 (ISSN:13432850)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.23-39, 2008-03
被引用文献数
1

ディルタイは『精神科学序説』(1883)の中で生の哲学を前提とした精神科学の体系的な基礎づけを行っている。彼は知覚,思惟,論理学,意識,省察,思慮について明らかにしていく。彼の場合,生こそが哲学の出発点であった。彼の弟子のシュプランガーは生のプロセスを有意味的な連関として,精神科学的心理学に基づく精神科学的教育学を構築した。この論文では,生の哲学者の代表的存在である2人に焦点を合わせて,人間学とそれによる教育論を紹介し,その応用可能性について探っていきたい。
著者
鶴 宏史
出版者
神戸親和女子大学
雑誌
教育専攻科紀要 (ISSN:13432850)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.69-82, 2005-03-17

本論文では,筆者が担当する社会福祉援助技術演習における「非言語的コミュニケーションの観察」の演習を取り上げ,そこで学生が何を学んだのかを,学生の振り返り用紙を分析することによって明らかにすることを目的とする。27名の学生の振り返り用紙を分析の結果,1)直接的な観察による非言語的コミュニケーションの持つ特徴を学んだこと,および,2)観察で発見したことと受講生自身の過去や経験を結びつけ,「相互に『見る-見られる』関係」に気づくこと,が明らかになった。