著者
久保山 俊史
出版者
THE SOCIRETY OF RUBBER SCIENCE AND TECHNOLOGYY, JAPAN
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.84, no.10, pp.313-320, 2011 (Released:2012-03-27)
参考文献数
6
被引用文献数
2 1

Recent trends of underfill resin for portable device were reviewed. In recent years, almost everyone in many countries has at least one or more portable devices such as mobile phone, smart-phone, and portable game consoles. Since these devices are often used under extremely severe condition for various purposes, they are required to have resistibility toward variety of physical and environmental stress. Underfill is one of the effective solutions to protect portable devices from troubles caused by these stresses. The requirements for physical and chemical properties of underfill resins and recent technologies used are described.
著者
上田 一恵
出版者
THE SOCIRETY OF RUBBER SCIENCE AND TECHNOLOGYY, JAPAN
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.86, no.6, pp.194-197, 2013 (Released:2013-08-02)
参考文献数
10

Trend of polylactide is shown with the application, film, sheet, fiber, non-woven fabric and resin for injection molding, indicating the relationship with the properties of polylactide.
著者
中山 和郎
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.63, no.9, pp.529-534, 1990 (Released:2007-07-09)
参考文献数
16
被引用文献数
7 11
著者
A.N. Gent
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.253-263, 1982 (Released:2008-04-16)
参考文献数
47
被引用文献数
1
著者
佐々木 康
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.67, no.8, pp.553-557, 1994 (Released:2007-07-09)
参考文献数
23
被引用文献数
1
著者
〓谷 信三 松村 泰成 山下 晋三 松山 奉史 山岡 仁史
出版者
THE SOCIRETY OF RUBBER SCIENCE AND TECHNOLOGYY, JAPAN
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.39-44, 1984

天然ゴム (NR) 及びイソプレンゴム (IR) の純ゴム硫黄架橋体を作製し, 溶剤抽出により精製を行った. この架橋体に空気中, 室温でγ線を照射 (0-20Mrad) して劣化した試料を引張試験, 膨潤試験, 全反射赤外吸収スペクトルなどにより検討した. その結果, (1) NR架橋体, IR架橋体ともに, 数 Mrad のγ線照射により引張強さ (<i>T<sub>B</sub></i>) は著しく低下した. (2) <i>T<sub>B</sub></i>の低下は, 応力-ひずみ曲線の変化から, 照射によって伸長結晶化が起こりにくくなったためである. (3) 20Mrad までの照射量では, 中変形領域における応力, 例えば50%伸長時の応力 (<i>M</i><sub>50</sub>) の変化は顕著ではなく, 硬さと網目鎖濃度の変化も小さかった. (4)モノスルフィドとポリスルフィドの架橋構造の違いは, <i>M</i><sub>50</sub>の照射による変化挙動に認められたが, その差は大きいとはいえない. (5)以上の結果から, シス-1, 4-ポリイソプレンは照射により, 分解と架橋反応がほぼ同程度に起こるものと考えられる, などが明らかとなった. 伸長結晶化阻害は, 照射により構造の乱れが起こったためと考えられるが, その詳細についてはいまだ結論できなかった.
著者
本間 宏也
出版者
THE SOCIRETY OF RUBBER SCIENCE AND TECHNOLOGYY, JAPAN
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.86, no.12, pp.373-377, 2013 (Released:2014-02-06)
参考文献数
15

Polymeric materials have the advantage of light weight, ease of manufacturing and feasibility for various shapes, compared with porcelain one. Application of the polymeric materials to outdoor electrical insulating apparatuses has achieved to reduce the size, weight of the equipments, and maintenance cost of the electrical power lines. Especially, silicone rubber can show good weatherability and hydrophobicity, so that it has been widely applied to polymeric insulators for outdoor use. Polymeric insulators are gaining market share as a result of improved tolerance to pollution, ease of handling and installation. In this article, the state of research and development of the polymeric insulators and their application for the electrical power lines are provided.
著者
山下 晋三
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.42, no.9, pp.661-690, 1969-09-15 (Released:2010-02-19)
参考文献数
158
被引用文献数
9 7
著者
水沼 進 前田 貞夫 白神 太郎 箕浦 有二 座古 寛三郎
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, pp.441-445, 1966-06-15 (Released:2009-10-20)
参考文献数
3

カルボキシリックポリブタジエンゴムにε-カプロラクタムをグラフトさす反応において, リン酸を触媒として, ゴムへのε-カブロラクタムの添加量の影響, 加熱温度と時間の影響を検討した.その結果, 混入するε-カブロラクタム量が増加するにつれて, ゴムへの結合量は直線的に増加した.また混入ε-カプロラクタム量が40~50部程度の時に良好な物性がえられた.ゴムに結合するε-カプロラクタム量は高温, 長時間加熱するほど増加した.しかし物性面にはゴムの過度のゲル化によると思われる影響が現われ, あまり好ましくないことがわかった.さらに, ゴム用補強剤として代表的なカーボンブラックの影響についても検討した結果, 酸性カーボンよりも塩基性カーボンの方が補強効果が大であった.
著者
吉本 敏雄
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.37, no.11, pp.896-910, 1964 (Released:2008-04-16)
参考文献数
36
著者
深堀 美英
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.82-103, 1982 (Released:2007-07-09)
参考文献数
37
被引用文献数
4 5
著者
佐藤 良泰
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.101-108, 1985 (Released:2008-04-16)
参考文献数
5
被引用文献数
1

粒子状分散しているポリマーブレンドやブロック共重合体や粒子配合ポリマーなどの不均質物体を力学的に解析する目的で, 不均質物体内で局部的に激しく変化している“内部変形”に基づいて, 粒子の界面に層ができ空隙ができうる場合の構成方程式や弾性率を導いた. 理論の結果を用いれば, 分散媒質と層と粒子の三者の剛性率, 粒子の体積分率や層の厚さ, 及び外部変形などの大小関係により, 弾性率や応力-変形関係に複雑多様に現れる多彩なプラスあるいはマイナスの補強効果が展望的に予測できる. 特に層の硬軟が応力や弾性率の補強性に及ぼす影響は粒子の硬軟の影響よりはるかに大きく, 層が硬くなければ粒子をどのように硬くしても補強効果は大きくはならないなど, いろいろな知見がえられる. 層の剛性率を0にすれば, 層は力や変形を粒子に伝達せず, 粒子は全く変形しない. つまり層は空隙として機能する.
著者
藤本 邦彦 御船 直人
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.10, pp.584-589, 1986 (Released:2007-07-09)
参考文献数
5
被引用文献数
6 1

カーボンブラック複合ゴムの三次元応力疲労において, ゴム分子鎖オーダ及びカーボンブラック粒子集合オーダの構造は, 層状異方性構造を形成し, 引張主応力方向では, カーボンブラック粒子集合層内のゴム分子鎖相は配向した非運動性の構造, 圧縮主応力方向での層間のゴム分子鎖相はランダムで運動性の構造を形成するとした. そこで, 本研究では層状異方性構造の形成がゴム分子鎖運動に与える影響を推論し力学分散より検討した. 分散温度は層状構造に平行方向では高温側に, 層状構造に垂直方向では低温側にシフトし, 各々の方向のゴム分子鎖運動は層状構造の形成により非運動性のものと運動性のものとして観測され, ゴム分子鎖相は層内では配向構造, 層間ではランダム構造を形成することが力学分散の実験からも確認される.

2 0 0 0 OA 疲労

著者
藤本 邦彦
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.10, pp.843-853, 1965-10-15 (Released:2009-10-16)
参考文献数
12
被引用文献数
6 6
著者
石丸 暁 松村 澄子 秋葉 光雄
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.69, no.10, pp.693-700, 1996 (Released:2007-07-09)
参考文献数
14
被引用文献数
1

Change in structure of filler reinforced acrylonitrile-butadiene rubber due to thermal degradation and dynamic fatigue was studied by dynamic viscoelastometry. The glass transition temperature increased with the progress in thermal degradation, but decreased in dynamic fatigue. Furthermore, both the peak value and the full width at half maximum of loss tangent at the glass transition temperature decreased with the progress in the former case, but increased in the latter. The results show effectiveness of dynamic viscoelastometry in degradation tests of filler reinforced rubbers.
著者
藤本 邦彦 西 敏夫
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.6, pp.465-476, 1970 (Released:2008-04-16)
参考文献数
21
被引用文献数
39 22

カーボンブラック系加硫ゴムについて, パルスNMR法によりカーボンブラック周辺に形成される稠密構造 (C相), およびカーボンブラック周辺から離れた部分 (A相) のゴム分子鎖達の分子運動性とその成分量を解析し, 分子運動性の状態から見た構造を, 純ゴム, プラスチックと比較すると同時に, 力学的刺激による構造 (状態) 変化と, それに関する過去の実験結果を整理し、次のような結果を得た.1. カーボンブラック系加硫ゴムは準ガラス状態の相 (C相) と液体の相 (A相) とよりなり, 前者はNMR半値幅で約5gaussで, その相のゴム分子鎖達の運動は非運動性であり, 層の厚さは充てん剤の補強性により異なるが, ISAF級で約45Å程度である. 一方, 後者は架橋密度により異なるが, 天然ゴム(NR)では架橋間分子鎖長Nlが1,000Å~150Å範囲でNMR半値幅は60m gauss~120m gaussで液体とほぼ同じ分子運動をなす.2. カーボン系加硫ゴムは液体と固体の熱力学的に異なった安定状態にうつり, 不均質構造の発展する方向に進む. この両者の変化は比例的関係にあり, その変化量は充てん剤の周辺に形成するC相の量に比例する.3. A相部のゴム分子鎖の運動はほとんど液体であるため, 力学的刺激過程で充てん剤は回転, 並進運動をなし, その条件での安定位置に移動する.