著者
大川 真紀雄 下田 健士朗 浦谷 勇貴
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2014年年会
巻号頁・発行日
pp.49, 2014 (Released:2019-03-20)

強い磁性を帯びた岩石として知られる、山口県萩市「須佐高山の磁石石」(斑レイ岩)、島根県益田市「松島の磁石石」(石英斑岩)、和歌山県紀の川市「龍門山の磁石岩」(蛇紋岩)の試料を採取し、SQUID磁束計を用いて岩石中に含まれる強磁性鉱物の磁気特性の評価を行った。須佐高山の磁石石中の強磁性鉱物はチタノマグネタイトで、イルメナイトラメラが析出している。龍門山の磁石岩中の強磁性鉱物はクロム鉄鉱-ヘルシン石系列の固溶体でラメラ状の磁鉄鉱が認められる。松島の磁石石にはチタン鉄鉱のみが認められ、磁鉄鉱(系列)は見つからなかった。本研究で得られた磁石石中の磁性鉱物の持つ磁気特性は天然磁石のそれには及ばない値であった。
著者
門馬 綱一 池田 卓史 長瀬 敏郎 栗林 貴弘 本間 千舟 西久保 勝己 高橋 直樹 高田 雅介 松下 能孝 宮脇 律郎 松原 聰
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2014年年会
巻号頁・発行日
pp.36, 2014 (Released:2019-03-20)

千葉県南房総市荒川から、千葉石と共生して産出した未命名シリカ鉱物について、新鉱物bosoite「房総石」として国際鉱物学連合新鉱物命名分類委員会の承認を受けた。房総石はケージ状骨格構造中にメタンやエタンなどのガス分子を含み、構造H型のガスハイドレートと同形構造である。
著者
山田 隆 門馬 綱一 宮脇 律郎 松原 聰 石橋 隆 藤原 卓 滝沢 実
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2014年年会
巻号頁・発行日
pp.53, 2014 (Released:2019-03-20)

埼玉県飯能市に位置する小松鉱山は、弱変成を受けたチャート中の変成層状マンガン鉱床で、本産地からは含コバルト・フィアネル石、ヴォレライネン石、アンセルメ石、フランシスカン石などのバナジウムを含む鉱物がみつかっている。今回採集された含バナジウムパンペリー石は、緑色繊維状~柱状結晶の集合体として含マンガン方解石、マンガンの珪酸塩鉱物、硫化銅鉱物などとともに産しV2O3として約20wt%を含む種であった。