出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.160, pp.38-41, 2012-10

神奈川県は、2009年に「EVイニシアティブかながわ」構想を発表し、2014年までに県内に3000台のEVを普及させるという目標を掲げた。目標達成のため、補助金の上乗せ、自動車税・自動車取得税の免除、有料駐車場の割引、高速道路料金の割引、公用車100台のEV転換などの普及策を取ってきた。EV関連補助額は、2010年度が約2億8200万円、2011年度が3億9100万円である。
著者
井部 正之
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.163, pp.108-111, 2013-01

静岡県島田市牧之原地区。元幕臣が中心になって明治期に開拓した茶畑が一面に広がる台地である。その麓には、かつて駿河と遠江の境界だった大井川が流れ、「世界一長い木造歩道橋」としてギネス認定も受けた全長897.4mの蓬莱橋がかかっている。 島田市のゴミ処分場は、そんな市内有数の観光地を見下ろす茶畑のど真ん中にある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.184, pp.26-28, 2014-10

木質バイオマスは燃料調達が山村に限られるのに対し、生ごみは人口が多い都市ほど多く発生する。それゆえ他の都市でもまねできる「都市型バイオマス」として注目される。 これに取り組んでいるのが愛知県大府市だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.172, pp.44-46, 2013-10

日本の近海で、浮体式洋上風力発電の実証試験が相次いでいる。安定した国産エネルギーの確保と、海洋開発産業の育成がかかる。 8月半ば、陸地から約20km離れた福島沖の海上に、羽根(ブレード)の回転径が80mという巨大な浮かぶ風車が出現した。
著者
尾山 耕一
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.183, pp.84-86, 2014-09

それは、日本のエネルギー利用をより良くするという大義名分だけではない。創意工夫・英知結集によるビジネス創出を通じて水素社会を実現すれば、それは日本の経済を活性化することにつながるからだ。 自民党の研究会は、2030年におけるFCVの年間販売台数の…
著者
喜多川 和典
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.222, pp.32-35, 2017-12

サーキュラーエコノミーを実践する欧州企業の先進事例を紹介する。資源循環をサービスに取り込み、ビジネスの幅を広げている。オランダ電機大手のフィリップスは、照明技術が白熱球や蛍光灯からLEDに置き換わっていくなか、「サービスとしての照明」(Lighting as a Service)事業に力を入れている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.184, pp.32-34, 2014-10

[地域連携]我が身も救う「地元のため」燃料調達の強い味方特産品で地場経済に貢献地域との連携は、事業の持続性という点でも欠かせない要素である。バイオマスで地域を強くする、新たな取り組みが始まった。 地域の林業や農業などとの連携は、持続的な燃料…
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.208, pp.26-29, 2016-10

これからクルマを保有するというモデルが衰退し、全体のクルマの売上高は減るだろう。1台のクルマを多くの人で共有することになるからだ。しかし、クルマがより安く、使いやすくなることで人々がクルマを使う機会は増え、交通サービス市場自体は拡大してい…
著者
吉田 忠裕 田中 太郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.204, pp.50-53, 2016-06

本社機能の一部を開発・製造拠点が集中する富山県黒部市に移転する。同時に、電力を極力使わないパッシブな暮らしを提案する街の開発を進める。聞き手田中 太郎/本誌編集長
著者
冨田 秀実
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.204, pp.58-60, 2016-06

目次を見ると、シンプルな構成だ。「ユニ・チャームの持続可能な成長ストーリー」「財務・非財務ハイライト」「世界の変化とユニ・チャーム」などの統合報告らしい内容が並んでいる。最も統合報告書らしいのは、「世界の変化とユニ・チャーム」だろう(1)…
著者
堀口 昌澄 上川路 宏 中西 清隆
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.161, pp.72-75, 2012-11

2010年の廃棄物処理法改正では、工事の下請け構造の頂点に立つ元請け業者に建設廃棄物の処理責任を一元化した。不法投棄を減らすのがそもそもの狙いだが、商品やサービスの提供に伴う小規模な工事で発生する廃棄物の扱いが複雑化する問題が浮上。これらの実態から事業者の注意点や廃棄物政策の在り方を議論してもらった。
著者
半沢 智
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.191, pp.48-50, 2015-05

飲料各社によるペットボトルの軽量化の争いが激化している。リサイクル技術を商品の付加価値として打ち出す動きも出てきた。半沢 智/本誌 今年2月、日本・コカコーラが、軽量化を全面に打ち出した29.0gの2ℓペットボトル「ペコらくボトル」の市場導入を開始…
著者
冨田 秀実
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.198, pp.58-60, 2015-12

第2回「私」という主語で経営を包括的かつ統合的に語る社長メッセージが秀逸。CSRという言葉を使わず、事業とCSRの統合を表現した点も評価できる。冨田 秀実/GRI国際サステナビリティ標準化ボードメンバー報告書概要形態:統合報告書ページ数:85ページIIRC:言…
著者
佐藤 泉
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.208, pp.40-42, 2016-10

来年の通常国会提出に向けて、環境省は土壌汚染対策法改正の議論を進めている。土壌汚染リスクに応じた対策を求めるような制度にする必要がある。佐藤 泉/弁護士 土壌汚染対策法は、2010年4月の改正法施行から5年以上が経過し、見直しの時期を迎えている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.164, pp.56-58, 2013-02

再生可能エネルギーの「二の矢」「三の矢」と言える技術の開発が進んでいる。波力や潮流などの海洋エネルギーを使った発電である。 2013年には実用化に向けた実証プロジェクトが次々と始まる。国は、波力、潮流、海流発電などの研究開発予算に、2012年度は21億円、2013年度は38億円を計上した。主導するのは、首相をトップとする総合海洋政策本部。
著者
豊田 正和 田中 太郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.205, pp.56-59, 2016-07

—原子力については、今年3月に大津地裁が、高浜原発3、4号機(福井県)の運転差し止めの仮処分申請を認める決定をしました。世論調査でも原子力に対する不支持が増え続けているようです。豊田 世論調査は、聞き方によって回答が変わってくるのではないでしょ…
著者
馬場 未希 藤田 香
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.218, pp.12-15, 2017-08

トランプ大統領は選挙公約に掲げていたパリ協定からの離脱を宣言した。3人の専門家に、米国の決断をどう捉えるかを聞いた。馬場 未希、藤田 香/本誌 「今日をもって、パリ協定に関わるすべての取り組みをやめる」 6月1日、ドナルド・トランプ米大統領はパ…
著者
井部 正之
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.180, pp.38-41, 2014-06

この訴訟で大きな争点だったのは、まず男性の中皮腫被害は現場の吹き付けアスベストが原因といえるのか。そして、建物が通常持っているべき安全性がなかった場合、その責任はいつから生じ、誰が負うかだ。 2009年8月の大阪地裁判決、2010年3月の大阪高裁判決…
著者
相馬 隆宏
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.202, pp.94-96, 2016-04

サントリーには成功体験がある。それは、2014年にミネラルウオーター「サントリー天然水」で展開した期間限定デザインラベルで、水を育んでいる自然環境の豊かさを訴求したこと。天然水は製造拠点によって原料の水が異なり、南アルプス、奥大山、阿蘇の3種類…
著者
井部 正之
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.223, pp.40-43, 2018-01

現在「建設アスベスト訴訟」は計14件が係争中だ。下の表のように既に全国7地裁で判決が出ているが、今回の高裁判決で逆転勝訴となった2012年12月の横浜地裁判決以外、6地裁すべてが国の責任を認めている。高裁判決を加えると、国は7連敗だ。