出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.178, pp.49-52, 2004-08

介護タクシーに関する制度が2004年4月から大きく変わった。タクシー事業の許可を得れば、二種免許を持っていない登録ヘルパーが、一般の乗用車と同じ白ナンバーの車両で営業できるように規制が大幅に緩和された。今回の制度変更をきっかけに、事業の拡大や新規参入に乗り出す企業が増えそうだ。
著者
森部 章
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.203, pp.92-94, 2006-09

2006年度の税制改正で、「1人当たり5000円以下」の飲食費は、交際費に含めないでよいことになった。税金の節約をもたらす大きな変更だが、交際費は税務調査の重点項目だけに、適用に当たっては要件を正確に把握することが欠かせない。 改正内容の詳細を中心に、紛らわしい費用との区分方法も盛り込みながら、交際費処理の要点をまとめた。
著者
木村 健修 千田 敏之
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.148, pp.44-46, 2002-02

「高齢者も医療費の負担を応分にすべき」、「医業経営に市場原理が導入されると医療ミスが増える」——。北海道保険医会が昨年5月、医師(歯科医師含む)、患者それぞれ9500人を対象に行った調査では、医師、患者ともに過半数がこのような共通の認識を持っていることが明らかとなった。同会副会長の木村健修氏に調査の狙いと分析結果について聞いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.191, pp.32-34, 2005-09

診療所にとって、良い人材を採用し、育成して、さらに定着させることは、経営上最も重要な課題の一つと言っていい。職員の質の良しあしが患者の獲得に大きく影響するからだ。 関西地方でC医院を経営するC院長は、「人材の確保・育成が重要なことは十分に理解している。だが、なかなか思うようにはいかない」とため息をつく。そう吐露する背景には、こんな事情があった。
著者
池上 直己 千田 敏之
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.160, pp.44-47, 2003-02

昨年暮れに厚生労働省が公表した医療保険制度改革案では、保険者の財政基盤の安定化と、保険者機能の強化を目的に、県単位で再編・統合を進めるという方針が打ち出された。これは慶應大学医学部の池上直己氏がかねてから提唱してきた案でもある。 池上氏に厚労省案の読み解き方と問題点、診療報酬体系の見直しの方向性について聞いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.198, pp.3-5, 2006-04

急性期の大病院がひしめく熊本市。その中にあって、63床ながら一次救急やリハビリに力を注いできた。大病院が避けたがる軽い病気やケガの患者を24時間体制で積極的にカバー、地域住民から大きな支持を得ている。院長の東謙二氏が目指すのは、待ち時間ゼロで、住民がいつでも手軽にかかることができる"コンビニ病院"だ。(文中敬称略) 東病院の外来はいつも活気にあふれている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.152, pp.79-83, 2002-06

東京都小平市にある一橋病院は、西武多摩湖線の一橋学園駅から徒歩5分ほどのところに位置する99床の小規模病院だ。同病院を経営する医療法人青葉会は、老朽化した建物の一新と診療機能の充実を目的に、2000年から翌年にかけて一橋病院の全面改築を行い、2001年6月にリニューアルオープンした。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.203, pp.75-77, 2006-09

JR松山駅から車で5分ほどの幹線道路沿いに、建物全体が地面から浮かび上がった印象を受ける施設がある。今年1月に医療法人松山ハートセンターがオープンした「よつば循環器科クリニック」だ。同院は、心臓カテーテル治療や生活習慣病予防を特色としたクリニックである。 同院は、松山市民病院の循環器科に勤務していた阿部充伯氏と藤枝裕之氏が共同で開設した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.188, pp.38-40, 2005-06

「君の今の勤務態度では、雇用関係を維持することは難しい」。2004年6月、E氏は看護助手I子にこう伝え、退職を勧めた。 1999年4月に耳鼻咽喉科クリニックを開院したE氏は、開業当初から一部の職員の勤務態度の悪さに悩まされてきた。その元凶がI子だった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.187, pp.52-55, 2005-05

質が高く効率的な医療を提供するため、各地に疾患別の診療ネットワークを構築する—。厚生労働省が今年2月、現行の医療計画制度を抜本的に見直す案を公表し、病院経営者の注目を集めている。実現すれば、病院の機能再編の動きが活発化するとみられ、各地の医療提供体制の"勢力図"が塗り替わる可能性も出てきた。
著者
小佐野 美智子
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.140, pp.106-108, 2001-06

Aクリニックは内科を標榜する無床診療所だ。開業して1年が過ぎたころ、同クリニックに通っている患者から1本のクレームの電話が寄せられた。内容は、「受付の職員の応対が悪い。いつも知らんぷりしていて声をかけにくい」というものだった。 Aクリニックの院長は、ほとんどの時間は診察室にこもりっきりなので、受付や待合の様子についてはしっかりと把握していなかった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.180, pp.75-78, 2004-10

松本内科クリニック(兵庫県姫路市)は2003年11月、JR姫路駅から車で10分ほどの場所にオープンした。同院でまず目を引くのが、ガラス張りの外観だ。晴れた日には、道路の向かい側にある姫路工業大学の木々の緑がガラスに映り込んで、さわやかな雰囲気を醸し出している。
著者
坪井 栄孝 千田 敏之
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.154, pp.46-48, 2002-08

2.7%ものマイナス改定、経済財政諮問会議や総合規制改革会議が迫る医療への市場主義導入……。小泉内閣発足以降、官邸主導で進む医療改革に日本医師会は医政活動の根本的見直しを迫られている。同会会長選挙で4選を果たした坪井栄孝氏に今後の活動方針について聞いた。坪井氏は、今の閉塞状況を打開するため国民への広報活動を強化してゆくと話す。
著者
大田 豊隆
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.156, pp.99-104, 2002-10

院内感染がひとたび発生すれば、病院は迅速な危機管理対応を迫られることになる。当面の対応策の実施はもちろん、患者や家族への説明と謝罪、原因の究明や再発防止策の推進にも取り組まなければならない。 大阪府堺市の耳原総合病院では、2000年6月末にセラチア菌による院内感染事故を経験した。
著者
van Hest Eric R. 千田 敏之
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.156, pp.64-66, 2002-10

世界の透析市場でトップシェアを誇るフレゼニウス メディカル ケア社(本社、ドイツ)。北米で1000以上の透析クリニックを経営、その医業収入から総売上の7割を得ている。100%子会社フレゼニウス メディカル ケア ジャパンも病医院のコンサルティング事業を本格化させている。社長のファン・ヘスト氏にクリニックの直接経営の可能性などについて聞いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.175, pp.83-85, 2004-05

整形外科のC氏は、内装工事費用はオーナー負担という恵まれた条件のテナント物件で開業することになった。しかし、1年前に自宅マンションを購入したばかりのため、用意できる自己資金は940万円で、自宅以外に担保もないという厳しい条件での開業準備となった。そこで依頼したコンサルタントと相談して、開業総費用は約6000万円に抑えることにした。
著者
前沢 政次 千田 敏之
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.181, pp.44-46, 2004-11

北海道大学病院・総合診療部教授の前沢政次氏は、前任地、宮城県涌谷町で保健予防活動、医療、高齢者介護を一体化した、全く新しい地域医療のモデルを構築、それを紹介した小誌1991年6月号「人物ルポ」は、自治体関係者の間で大きな反響を呼んだ。涌谷町の成功の秘訣は何だったのだろうか。地域医療を担う新しい人材の養成に力を入れる前沢氏に聞いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.160, pp.53-55, 2003-02

昨年10月に実施された老人慢性疾患外来総合診療料(外総診)の廃止により、内科診療所の多くが大幅な減収に見舞われた。老人の定額負担制廃止で患者負担への配慮も必要となり、収入の回復は難しい。4月から被用者保険本人の3割負担が実施されれば、若年層の受診抑制も懸念される。自院の"固定客"の一層の確保が重要だ。
著者
大塚 宣夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.189, pp.100-105, 2005-07

待機者500人という超人気を誇る青梅慶友病院。経営者の大塚宣夫氏は、1980年の開院当初から制度に縛られない経営を志向。保険外負担を原資に、手厚い人員配置と、きめの細かいサービス提供を実現し、全国有数の老人病院を作り上げた。氏独自の経営手法に迫る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア21 (ISSN:13463799)
巻号頁・発行日
no.196, pp.91-93, 2006-02

最近の診療所は、癒しの空間としての安らぎや優しさの演出を目的に、淡い暖色系を中心にしたり、曲線的なデザインを多用する例が多い。だが、国立駅前あき乃クリニックは、そうした方向性とは少々趣が異なる。 木材により温かみを表現する手法はほかでも多く見られるが、同クリニックの木材の色は、診療所らしからぬ濃さ。