著者
山口 竜一 鳥海 不二夫 石井 健一郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.16, pp.69-74, 2009-02-23
被引用文献数
2

近年,SNS などのネットワークコミュニケーションツールが急速に普及してきている.SNS の社会的広がりもあり,学内 SNS や社内 SNS や地域SNSなどのユーザを限定した SNS も多数開設されている.しかし,開設された SNS が効果的に利用されていることは少ない.本研究では,SNS を活性化することを目的とし,その足がかりとしてアクティブネットワークの時系列変化に着目した分析手法を提案した.そして,提案手法を用いて二つの SNS のアクティブネットワークの違いを明らかにした.Recently, Social Networking Services (SNS) have become a social phenomenon on the Internet. There are many small SNSs, including campus SNSs, company SNSs, and local area SNSs. However, there are few SNS utilized effectively. Our goal is to encourage SNS users. Therefore we propose a method for analyzing active network of SNSs. By using the method we analyze two actual SNSs from the viewpoint of change in active network. As a result, we clarified difference between two SNSs.
著者
山本 裕司 吉村 枝里子 土屋 誠司 渡部 広一
雑誌
研究報告知能と複雑系(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2010-ICS-158, no.2, pp.1-8, 2010-02-22

柔軟な会話を行う応答システムの実現には,人間が生活で身に付ける常識とそれに基づく語の連想機能が必要不可欠である.本稿では常識知識と連想メカニズムを用い,会話文から発話者の意図・感情を推測する手法を提案する.文の客観的な意味内容を表す 『命題 (主語・述語など)』 と話者の心的態度を表す 『モダリティ (終助詞・助動詞など)』 に着目し,日常会話で使用される口語表現からユーザの意図,ならびに感情を推測する手法について報告する.
著者
木口 浩之 渡部 広一 河岡 司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.16, pp.59-62, 2009-02-23

本研究では,USB カメラや測域センサからの検出情報により視覚障がい者の歩行支援を目的としている. USB カメラや測域センサが取り付けられたキャリーケースを歩行の際に押してもらい,歩行可能領域や段差・障害物等の情報を視覚障がい者にスピーカーの音で報せるというシステムである.歩行可能領域かどうかの判別には,カメラからの入力画像に対してクラスタリングという画像認識を行い,段差や障害物等の認識には測域センサからの検出情報を用いて実現する.In this research, it has aimed at the visually handicapped person's walking support according to detection information from the USB camera and the range sensor. The carry case where the USB camera and the range sensor were installed when walking is pushed, and the system is report in the visually handicapped person because of the sound of the speaker as for information such as the area where he can walk, differences, and obstacles. It achieves it in the distinction whether it is an area where he can walk by doing the image recognition of clustering to the input image from the camera, and using detection information from the range sensor for the recognition such as differences and obstacles.
著者
山口 竜一 鳥海 不二夫 石井 健一郎
雑誌
研究報告知能と複雑系(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.16(2009-ICS-154), pp.69-74, 2009-02-23

近年,SNS などのネットワークコミュニケーションツールが急速に普及してきている.SNS の社会的広がりもあり,学内 SNS や社内 SNS や地域SNSなどのユーザを限定した SNS も多数開設されている.しかし,開設された SNS が効果的に利用されていることは少ない.本研究では,SNS を活性化することを目的とし,その足がかりとしてアクティブネットワークの時系列変化に着目した分析手法を提案した.そして,提案手法を用いて二つの SNS のアクティブネットワークの違いを明らかにした.
著者
大沢 英一 珍田 計幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.34, pp.23-29, 2009-03-13

近年,複雑ネットワークに関する研究が盛んである. 論文の共著関係,俳優の共演関係やインターネットの端末網,線虫の神経細胞など実世界に存在する多くのネットワークがスモールワールドやスケールフリー性といった特性を持つということが知られている.WWW もその典型的な例であり,WWW のハイパーリンクのネットワークを複雑ネットワークとして捉えた研究が進んでいる.しかし,複雑ネットワークの効率性や集積性といった利点が存在することが判明してきているにも関わらず,これらの利点を実用レベルで活用するまでに至っていない.本研究では,複雑ネットワーク研究の土台とも言える社会学の知見に着目し,その知見を WWW に適用することによる情報抽出手法の提案を行なう.特に本研究においては,弱い紐帯の強みに関わる知見を利用し,WWW における弱い紐帯を手がかりにした情報抽出手法を提案する.また,WWW のハイパーリンクの構造を適度に補正することによって,構造からの抽出法に対して,精度を上げることができる.これらの抽出手法によって,従来のキーワード検索によるウェブ検索システムでは発見が困難であった有用な関連ページの抽出が可能となる.Recently, the research on a complex network is active. Most networks such as paper co-citation network, movie actor collaboration network, Cellular networks and the Internet are known as Complex Networks. It contains features such as Small World, Scale Free and Clustering. The WWW is being rapidly researched as Complex Networks, because the network of hyperlink at the WWW is the typical example of Complex Networks. By contrast, it's not being leveraged the features that is efficiency or clustering of Complex Networks. This research's proposal is the information extraction technique by knowledge of the social science; in addition, it applies the WWW. Especially, we focus attention for the weak ties, and we propose the information extraction technique on the WWW.
著者
珍田 計幸 大沢 英一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.16, pp.99-104, 2009-02-23

近年,複雑ネットワークに関する研究が盛んである.論文の共著関係,俳優の共演関係やインターネットの端末網,線虫の神経細胞など実世界に存在する多くのネットワークがスモールワールドやスケールフリー性といった特性を持つということが知られている. WWW もその典型的な例であり,WWW のハイパーリンクのネットワークを複雑ネットワークとして捉えた研究が進んでいる.しかし,複雑ネットワークの効率性や集積性といった利点が存在することが判明してきているにも関わらず,これらの利点を実用レベルで活用するまでに至っていない.本研究では,複雑ネットワーク研究の土台とも言える社会学の知見に着目し,その知見を WWW に適用することによる情報抽出手法の提案を行なう.特に本研究においては,弱い紐帯の強みに関わる知見を利用し, WWW における弱い紐帯を手がかりにした情報抽出手法を提案する.この抽出手法によって,従来のキーワード検索によるウェブ検索システムでは発見が困難であった有用な関連ページの抽出が可能となる.Recently, the research on a complex network is active. Most networks such as paper co-citation network, movie actor collaboration network, Cellular networks and the Internet are known as a Complex Networks. It contains features such as Small World, Scale Free and Clustering. The WWW is being rapidly researched as Complex Networks, because the network of hyperlink at the WWW is the typical example of Complex Networks. By contrast, it's not being leveraged the features that is efficiency or clustering of Complex Networks. This research's proposal is the information extraction technique by knowledge of the social science; in addition, it applies the WWW. Especially, we focus attention for the weak ties, and we propose the information extraction technique on the WWW.