著者
貴志将考 大沢英一
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.103-104, 2013-03-06

本研究ではtwitterを利用しているユーザに対し,共通の関心事の情報を扱うユーザをレコメンドする事を目的とする.現在のtwitterでは新規にユーザを発見する為の補助機能としてレコメンド機能が存在している.現在実装されているレコメンド機能では,レコメンドされたユーザがどう言った事に関心があるのかが明確では無いということが問題として挙げられる.この問題を解決するために本研究では,キーワード抽出によってユーザ毎のキーワードを関心事として捉え,共通の関心を持ち,ネットワーク上でユーザ間の繋がりが強いユーザのレコメンドを行なった.
著者
磯谷 光毅 大沢 英一
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第35回 (2021) (ISSN:27587347)
巻号頁・発行日
pp.1I4GS4c03, 2021 (Released:2021-06-14)

近年SNSが広く利用されている中,誹謗中傷の様な攻撃的な投稿がなされる場合があり問題となっている.そこで誹謗中傷などの攻撃的な投稿についてその特性を理解した上で効果的な対策を考案することが必要である.本研究では意見が二分されるようなテーマについての誹謗中傷などの攻撃的な投稿の,発生や収束といったダイナミクスを的確に表現することができるモデルを構築しその特性について分析することを目的とする.モデルには各ユーザについて中立,賛成,賛成かつ攻撃的,反対,反対かつ攻撃的の5つの状態を定義し状態遷移に周辺ユーザの影響を考慮するよう設定した.DTWにより実際のTwitterにおける攻撃的状態にあるユーザとモデルでの攻撃的状態のユーザの推移についての時系列の距離を測った結果,提案モデルは賛成かつ攻撃的について4.493,反対かつ攻撃的について7.443であり各状態をランダムで遷移した場合の132.2,170.0と比較し類似度が高いモデルを構築することが可能であった.また攻撃的なユーザの,同意見周辺ユーザへの影響を抑えると攻撃的状態ユーザ総数の割合の累計が減少することが示された.
著者
磯谷 光毅 大沢 英一
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.1I4GS4c03, 2021

<p>近年SNSが広く利用されている中,誹謗中傷の様な攻撃的な投稿がなされる場合があり問題となっている.そこで誹謗中傷などの攻撃的な投稿についてその特性を理解した上で効果的な対策を考案することが必要である.本研究では意見が二分されるようなテーマについての誹謗中傷などの攻撃的な投稿の,発生や収束といったダイナミクスを的確に表現することができるモデルを構築しその特性について分析することを目的とする.モデルには各ユーザについて中立,賛成,賛成かつ攻撃的,反対,反対かつ攻撃的の5つの状態を定義し状態遷移に周辺ユーザの影響を考慮するよう設定した.DTWにより実際のTwitterにおける攻撃的状態にあるユーザとモデルでの攻撃的状態のユーザの推移についての時系列の距離を測った結果,提案モデルは賛成かつ攻撃的について4.493,反対かつ攻撃的について7.443であり各状態をランダムで遷移した場合の132.2,170.0と比較し類似度が高いモデルを構築することが可能であった.また攻撃的なユーザの,同意見周辺ユーザへの影響を抑えると攻撃的状態ユーザ総数の割合の累計が減少することが示された.</p>
著者
大沢 英一
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.404-408, 1983-07-10 (Released:2010-03-15)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

散気式曝気槽への酸素移動は散気気泡界面および自由表面と散気装置上部の気泡消滅水面とからなる水面を通して行われる. 散気ガス, 水面上の気体として空気あるいは窒素を用い, これらを適当に組み合わせてKLaと定常溶存酸素濃度を測定することにより, 三つの酸素移動過程から移動速度を求めた.(槽幅) / (水深) =2の曝気槽について, 次のことが明らかになった.1) 曝気槽への全酸素移動速度に対する散気気泡からの酸素移動速度の比は散気ガス量の増大とともに大となり, 曝気槽の大きさには依存しない.2) 自由表面からの酸素移動係数は散気気泡からの酸素移動係数に比べて約1桁小さい.
著者
岩佐尚史 大沢英一
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.745-746, 2013-03-06

統合的思考法による問題解決やアイデアの発想法としてKJ法が考案され,現在では企業研修や学校教育など様々な分野で用いられている.しかし,KJ法はすべての手順を人の手で行うため,多く主観が入り込んでしまう.そこで本研究で,KJ法に2部グラフの考え方を導入してネットワークを生成し,合理的な図解化やネットワークの性質を用いた数理的解析による新しい知見の発見を目的とする.実験は,2部グラフからネットワークをリアルタイムで描画する機能を実装したアプリケーションを用いて行った.その結果,数理的解析による有用性は見られたが,実験時に使用したアプリケーションや実験設定に課題が残った.
著者
大沢 英一 珍田 計幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.34, pp.23-29, 2009-03-13

近年,複雑ネットワークに関する研究が盛んである. 論文の共著関係,俳優の共演関係やインターネットの端末網,線虫の神経細胞など実世界に存在する多くのネットワークがスモールワールドやスケールフリー性といった特性を持つということが知られている.WWW もその典型的な例であり,WWW のハイパーリンクのネットワークを複雑ネットワークとして捉えた研究が進んでいる.しかし,複雑ネットワークの効率性や集積性といった利点が存在することが判明してきているにも関わらず,これらの利点を実用レベルで活用するまでに至っていない.本研究では,複雑ネットワーク研究の土台とも言える社会学の知見に着目し,その知見を WWW に適用することによる情報抽出手法の提案を行なう.特に本研究においては,弱い紐帯の強みに関わる知見を利用し,WWW における弱い紐帯を手がかりにした情報抽出手法を提案する.また,WWW のハイパーリンクの構造を適度に補正することによって,構造からの抽出法に対して,精度を上げることができる.これらの抽出手法によって,従来のキーワード検索によるウェブ検索システムでは発見が困難であった有用な関連ページの抽出が可能となる.Recently, the research on a complex network is active. Most networks such as paper co-citation network, movie actor collaboration network, Cellular networks and the Internet are known as Complex Networks. It contains features such as Small World, Scale Free and Clustering. The WWW is being rapidly researched as Complex Networks, because the network of hyperlink at the WWW is the typical example of Complex Networks. By contrast, it's not being leveraged the features that is efficiency or clustering of Complex Networks. This research's proposal is the information extraction technique by knowledge of the social science; in addition, it applies the WWW. Especially, we focus attention for the weak ties, and we propose the information extraction technique on the WWW.
著者
珍田 計幸 大沢 英一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.16, pp.99-104, 2009-02-23

近年,複雑ネットワークに関する研究が盛んである.論文の共著関係,俳優の共演関係やインターネットの端末網,線虫の神経細胞など実世界に存在する多くのネットワークがスモールワールドやスケールフリー性といった特性を持つということが知られている. WWW もその典型的な例であり,WWW のハイパーリンクのネットワークを複雑ネットワークとして捉えた研究が進んでいる.しかし,複雑ネットワークの効率性や集積性といった利点が存在することが判明してきているにも関わらず,これらの利点を実用レベルで活用するまでに至っていない.本研究では,複雑ネットワーク研究の土台とも言える社会学の知見に着目し,その知見を WWW に適用することによる情報抽出手法の提案を行なう.特に本研究においては,弱い紐帯の強みに関わる知見を利用し, WWW における弱い紐帯を手がかりにした情報抽出手法を提案する.この抽出手法によって,従来のキーワード検索によるウェブ検索システムでは発見が困難であった有用な関連ページの抽出が可能となる.Recently, the research on a complex network is active. Most networks such as paper co-citation network, movie actor collaboration network, Cellular networks and the Internet are known as a Complex Networks. It contains features such as Small World, Scale Free and Clustering. The WWW is being rapidly researched as Complex Networks, because the network of hyperlink at the WWW is the typical example of Complex Networks. By contrast, it's not being leveraged the features that is efficiency or clustering of Complex Networks. This research's proposal is the information extraction technique by knowledge of the social science; in addition, it applies the WWW. Especially, we focus attention for the weak ties, and we propose the information extraction technique on the WWW.