著者
三村 昌義
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.11-34, 2004-12-20
著者
橘 セツ
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
no.19, pp.49-68, 2017

近年、英国では、英国人女性画家エブリン・ダンバー(1906-1960)の作品が再発見され、彼女の作品についての再評価が高まっている。このような英国の研究動向を概観しながら、本稿ではエブリン・ダンバーのライフヒストリー/ライフジオグラフィーを紹介する。さらに、彼女が第二次世界大戦中に、公式戦争画家として描いた銃後を守る女性農耕部隊についての作品から、彼女の描いた戦時のガーデニングとジェンダーの文化地理学に焦点を当てて考察する。
著者
橘 セツ
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.A89-A104, 2006-12-20

This paper explores lifehistory/lifegeography of English botanist, Reginal Farrer (1880-1920). Farrer encountered Japanese gardens in Japan in 1903 and wrote The Garden of Asia : Impressions from Japan in 1904. I discuss this work in relation to his general ideas about rock gardens : My Rock Garden (1907). He had been greatly influenced by his encounter with Japanese gardens in Japan, where he developed his idea of rock gardens. I explore the landscape management of Reginald Ferrer's home at Clapham, Ingleborough, Yorkshire. I consider how Farrar's ideas on rock gardens may be seen as the creation of a "hybrid" garden, while the main stream of Japanese gardens at the age of fashion in Edwardian Britain is the introduction and copy of an "authentic" Japanese garden. Farrer was not interested in copying Japanese garden design, rather he was interested in creating "natural" rock gardens using exotic alpine plants in the British environment. His ideas of rock garden and his estate managment around Clapham village can be seen as an attempt to create a "hybrid" landscape garden in Britain.
著者
永井 純一
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
no.16, pp.159-165, 2014

本稿はポピュラー音楽と若者のコミュニケーションに関する考察である。具体的には愛好する音楽ジャンルがコミュニケーションや友人づくりの場面でどのように機能するのかを統計データによって読み解くことを目的としている。 分析の結果、生活のさまざまな場面で、音楽が人と人をつなぐ役割を果たしているが、場面によって有効に機能する音楽は異なっており、またその趣味集団の内実はジャンルによって異なることが示された。
著者
井上 尚之
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
no.20, pp.1-16, 2018-12-20

日本の高度成長期からバブル期にかけて、全国各地のニュータウンで、「廃棄物運搬用真空輸送システム」によるごみ収集システムが導入された。このパッカー車を必要としない夢のゴミ収集システムがいま全国で廃止されようとしている。本論文は、富裕層が住むことで全国的に有名な兵庫県芦屋市の「廃棄物運搬用真空輸送システム」によるごみ収集システムを例にして、なぜこのシステムが廃止されようとし、その代替措置としてどのような対策が取られようとしているのかを明らかにし、日本のごみ問題を闡明する。
著者
塩濵 久雄
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
no.16, pp.99-137, 2014

日本語の「それをする」にあたる英語には、do so, do that, do it があるが、その使い分けについては明確な基準は示されてこなかった。 本稿では、雑誌『英語教育』の「クエスチョンボックス」に寄せられた質問とそれに対する回答をきっかけとして、筆者が継続して行なっている「村上春樹を英語で読む」という研究の観点から、上記の英語表現の使い分けについて検討した。 また、「~と一緒に」と英語の with について、日本語と英語の「能動態と受動態」の使い分けについても検討した。
著者
吉岡 英二
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
no.20, pp.75-82, 2018

消費生活をめぐる制度設計の指針を得るために、市場で悪徳商法が安定になるゲーム的状況について、単純な利得行列を用いて分析・考察した。その結果、悪徳商法の被害を受けるまでの警戒・準備のための費用を軽減することが、社会全体の被害総額を軽減することが予測された。
著者
加藤 恵介
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
no.14, pp.21-31, 2012
著者
加藤 恵介
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
no.14, pp.21-31, 2012-12-20
著者
加藤 恵介
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
no.20, pp.17-28, 2018
著者
加藤 恵介
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
no.4, pp.1-9, 2002

ハイデガーのフライブルク大学総長就任講演「ドイツ大学の自己主張」は,周知のように,ハイデガーのナチ加担期を代表するテクストである。ここでは,この講演を特徴づけているいくつかの論点について考察するために,この講演を,今一つの大学をめぐる講演と比較してみたい。それは,ニーチェの「われわれの教養施設の将来について」第五講である。二つの講演の論点はいくつかの共通点を示しており,このことは,ここでのハイデガーの論点がドイツ・ロマン派の伝統,とりわけニーチェから受け継いだモティーフを含んでいることを示している。