著者
大類 正洋 北原 博幸
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成27年度大会(大阪)学術講演論文集 第3巻 空調システム 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.281-284, 2015 (Released:2017-11-15)

エアコン暖房の設置位置や運転条件によっては,吹き出された暖気が部屋全体に行き渡らずに,部分的に寒気が床面へ溜まり上下の温度差が発生するケースが存在する。これに対する簡易な改善手段として,サーキュレーターを用いた室内空気の混合攪拌がある。しかしながらサーキュレーターの適正な設置位置について室温分布や運転性能等から評価した例が少ないことから,本稿では,実験により上述の問題に対するサーキュレーターの効果を検証した。
著者
平井 大介 山本 雅洋 木村 剛
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成27年度大会(大阪)学術講演論文集 第3巻 空調システム 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.429-432, 2015 (Released:2017-11-15)

軽装化等により、室温を28℃に設定するクールビズ空調が推奨されてきた。 しかし、従来の空調システムは、除湿量は室内温度制御に伴う成行となっていた。そのため、設定温度を高いクールビズ空調は除湿量が減り、温熱環境を損なっていた。 そこで過冷却による除湿を利用した潜熱顕熱分離空調を開発した。これは室内温度28℃でも相対湿度45%以下の温熱環境を可能とする快適なクールビズ空調システムを実現した。この空調システムと運用実績の紹介を行う。
著者
北原 博幸 上野 剛 宮永 俊之
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成27年度大会(大阪)学術講演論文集 第3巻 空調システム 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.277-280, 2015 (Released:2017-11-15)

著者らはこれまでに、シミュレーションによって、住宅の断熱性能や外気温が異なる複数ケースを対象として連続・間欠運転を行うことによる消費電力、室温への影響の評価を行い、その結果、等級・外気温によらず、間欠運転(こまめな停止)よりも連続運転の方が好ましいという結果が得られた。本報では、断熱性能の異なる模擬住宅を用いて、冷房運転時におけるエアコンの間欠運転の挙動について実験による検討を行う。