著者
高木 不二
出版者
慶應義塾福澤研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.37-63, 1999

はじめに1 文久改革派の復権と評定所の設置2 軍事改革と英学の摂取3 経済政策の展開4 政治史上の位置づけおわりに
著者
三科 仁伸
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.31, pp.165-202, 2014

論説はじめに一、浜松地域と鉄道の形成二、一八九七年前後の鉄道建設計画三、浜松鉄道の設立と展開四、大正期における鉄道建設活動おわりに
著者
松崎 欣一
出版者
慶應義塾福澤研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.20, pp.111-147, 2003

本稿は福沢諭吉の「演説」について、残された草稿、演説記録類を通してそれがどのように準備され、また実際にどのように行われたのかを具体的に追跡してみようとするものである。前稿では、三田演説会の発足直前に行われた肥田昭作宅における集会の演説についてみたが、ここではさらに、明治十八年九月十日に行われた英吉利法律学校開校式における祝辞と、福沢の生涯最後の演説となった明治三十一年九月二十四日の三田演説会における法律を学ぶことの意義を述べた演説の二つの事例を取り上げることとする。
著者
小林 道彦
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.29, pp.3-32, 2012

特集 : 大正期再考はじめに1、日英同盟と貿易立国構想 : 伊藤博文と小村寿太郎2、政治的誤算 : 日露開戦による改革の中断3、伊藤・児玉改革路線の終焉おわりに : 桂園体制の成立と大改革の封印
著者
西澤 直子
出版者
慶應義塾福澤研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.65-140, 1999

はじめに一、市学校の設立二、中津市学校の発展三、中津市学校の効果 : 『旧藩情』における評価四、市学校の転換五、市校事務委員集会録事六、市学校閉校処分七、閉校後の市学校おわりに : 中津市学校設立の意図と今後の課題
著者
福井 淳
出版者
慶應義塾福澤研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.22, pp.103-131, 2005

特集・交詢社創立百二十五年交詢社は「互二知識ヲ交換シ世務ヲ諮詢スル」ことを目的として、一八八○ (明治一三)年一月二五日に結成された日本初の社交クラブである。しかし、折しも自由民権運動の高揚期であり、結成直後に『朝野新聞』が「府下にて政談を為す嚶鳴社交詢社…」(二月七日付雑報)と報じたように、当初から自由民権運動の一翼を担うとの世評があった。実際、三田演説会などを生んだ福沢諭吉が最高位の役員たる常議員議長に就いて陣頭指揮し、常議員にも藤田茂吉・矢野文雄・箕浦勝人ら民権家として鐸々たる門下生たちが並ぶ姿は、福沢的民権諭を実践する運動体とみなされてもいたしかたがない側面があった。福沢は、結成間もない二月九日の芝青松寺の小会で、政談が盛んなこの時期ゆえ交詢社を「政談会社ト思フモノモアラン」とか、= 種ノ政党ト誤認スルモ計リ難シ」と危惧する演説を行い(『交詢雑誌』第四号、八○年三月五日付、「小会記事」)、その後八二年四月二二日の明治会堂での第三回交詢大会でも「政党ハ政党ナリ交詢社ハ交詢社ナリ」とその違いを強調する演説を行って、世評を強く否定している(『交詢雑誌』第八二号、八二年五月五日付、「福沢諭吉君演説ノ記」)。ただし、そうはいっても、福沢も「筍モ社員タル人物ニシテ政治ノ思想ナキモノアランヤ」として、社外での「時ト処ト法トヲ誤ルナキ」関与は当然のこととして奨励した(『交詢雑誌』第三七号、八一年二月五日付、紀年会「演説」)。事実、交詢社副規則は、毎年の大会、年四回の小会において「政事二関スル問題ヲ議決スルコトヲ得ズ」と公的な会合での政談を禁じる(第二章第一九款) 一方で、交詢社社則は、「重要ノ時事二付疑問アル社員」による「演説討論」の催しを常議員長の許可によって認める(第五条第八節)こと、すなわち政治的な「演説討論ノ私会」(第五条第九節)の開催を許したのである。さらに「知識ヲ交換シ世務ヲ諮詢スル」回路として機関誌『交詢雑誌』を発刊し、「各社員本誌発出ノ旨趣ヲ了シ文学、法律、政治、経済、商買、工芸、農業、其他何事二限ラス其聞見スル所其講明スル所ヲ記シテ本局二送」るよう、政治も含めての情報や質問を全国の社員たちに促し(『交詢雑誌』第一号、八○ 年二月五日付、「緒言」)、また同誌に政論を掲げた。このように、交詢社はもちろん公然たる政治結社ではなかったが、社公認の私的会合で政談を許し、全国の政治的情報等は求め、発信する、いわば政治を内包する社交クラブ、というべきものであった。この複雑な構造が、結成当時から交詢社と自由民権運動の関係を分かりにくくさせてきた原因であったといえよう。さて、交詢社と民権運動の関係について言及した研究は「私擬憲法案」を扱ったものを中心に決して少なくないが、まとまった研究としては、発展する愛国社路線に「悼さすため」に創立され、その方向で全国的組織活動を進めたとする後藤靖氏の研究や民権期「交詢社員名簿」の作成があるにすぎない。また、交詢社編集・発行の『交詢社百年史』(一九八三年) は数少ない史料を駆使した労作ではあるが、通史である限界から民権運動に関する掘り下げは十分ではない。このように、交詢社と自由民権運動の関係についての研究はきわめて乏しいといわざるをえない。そこで本稿は、交詢社と民権運動の関係についての多くの明らかにすべき課題から、今後の研究の基礎となる問題をいくつか選択し、それらを努めて実証的に検討することを目的とする。史料としては『交詢雑誌』を中心に、時期と地域は結成された一八八○ 年から八二年にかけての草創期の東京での活動に絞り、当該テーマに迫ろうというものである。
著者
吉家 定夫
出版者
慶應義塾福澤研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.69-137, 2000

序 教育藩豊岡一、豊岡藩遊学生二、草創期の慶應義塾三、その後の豊岡藩士結語 : 郷里と国家、民と官
著者
吉川 卓治
出版者
慶應義塾福澤研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.23, pp.55-82, 2006

特集・大学史研究と大学アーカイブズはじめに一 官立大学・公立大学・私立大学の置かれた地域二 官立大学・私立大学の置かれた地域三 官立大学・公立大学の置かれた地域四 官立大学(帝国大学)の置かれた地域五 官立単科大学の置かれた地域六 私立大学の置かれた地域おわりに
著者
小野 修三
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.30, pp.67-89, 2013

特集 : 慶應義塾福沢研究センター開設三十年#論説一、はじめに二、生誕一五〇年記念福沢諭吉展三、共同研究四、おわりに
著者
安西 敏三
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.30, pp.35-65, 2013

特集 : 慶應義塾福沢研究センター開設三十年#論説一 はじめに二 「万物之霊」三 自信自重四 独立自尊五 おわりに
著者
小泉 仰 坂井 達朗 小室 正紀 米山 光儀 岩谷 十郎 平野 隆
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.30, pp.1-34, 2013

特集 : 慶應義塾福沢研究センター開設三十年#座談会センター草創期の頃没後百年事業とセンター創設二〇年を迎えたセンター : 専任教員体制の確立義塾一五〇年・生誕一七五年記念事業センターの「カルチャー」 : その総合性と自立性センターの果たす役割について : その"ウチ"と"ソト"ユニバーシティ・ミュージアムについてセンターの"これから"
著者
福沢研究センター 西澤 直子
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.30, pp.197-213, 2013

資料紹介I 福沢諭吉書簡II 福沢諭吉原稿
著者
小野 修三
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.30, pp.67-89, 2013

特集 : 慶應義塾福沢研究センター開設三十年#論説一、はじめに二、生誕一五〇年記念福沢諭吉展三、共同研究四、おわりに
著者
安西 敏三
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.30, pp.35-65, 2013

特集 : 慶應義塾福沢研究センター開設三十年#論説一 はじめに二 「万物之霊」三 自信自重四 独立自尊五 おわりに
著者
小泉 仰 坂井 達朗 小室 正紀 米山 光儀 岩谷 十郎 平野 隆
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.30, pp.1-34, 2013

特集 : 慶應義塾福沢研究センター開設三十年#座談会センター草創期の頃没後百年事業とセンター創設二〇年を迎えたセンター : 専任教員体制の確立義塾一五〇年・生誕一七五年記念事業センターの「カルチャー」 : その総合性と自立性センターの果たす役割について : その"ウチ"と"ソト"ユニバーシティ・ミュージアムについてセンターの"これから"
著者
加治屋 智実
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.29, pp.347-382, 2012

論説はじめに1 流行の近代化2 流行是非論3 流行受容に至る背景総括
著者
奥村 大介
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.29, pp.309-345, 2012

論説はじめに一 伝統思想と近代科学思想二 不可秤量流体三 日本におけるメスメリスムの受容と流行四 電気と放射線五 不可秤量流体概念と日本思想の混交結び
著者
加治屋 智実
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.29, pp.347-382, 2012

はじめに1 流行の近代化2 流行是非論3 流行受容に至る背景総括論説