著者
田中 貴章 杉田 裕次郎 白沢 竜馬 亀沢 健太 東 剛秀 松下 翔太 小田 健太郎 下園 幸一 山之上 卓
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.513, 2011-09-26 (Released:2013-03-05)

本研究では,スマートフォンが持つ加速度センサを利用し端末の移動距離を算出することで,スマートフォンを3次元モデリングツールとして利用可能にする事を目的とする.移動距離の算出は加速度センサの値を積分することで行う.しかし加速度センサの値には重力加速度の値も含まれるため重力加速度の影響を取り除かねばならない為,本研究ではまず,重力加速度が移動距離の算出にどの程度影響するかを調べる為の実験を行なった.実験の結果,重力加速度の盈虚を取り除くことで移動距離の相対誤差を30%まで抑えることが可能だと分かった.今度の課題は,センサキャリブレーション,重力加速度を性格に取り除くシステムの構築をすることである.
著者
鈴江 亮介 芹川 聖一 山脇 彰 楊 世淵 張 力峰 宮田 康平 高橋 俊太
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.275, 2011-09-26 (Released:2013-03-05)

近年、地球温暖化による気温上昇により夏の気温が年々上昇している。それに伴い夏は昼夜問わずエアコンで室温を下げ、体感温度を調節している。しかし、エアコンは室外では使用できないため、体感温度を調節することができない。そこで本研究では、ペルチェ素子を用いた体感温度調節装置を提案する。ペルチェ素子とは、電流を流すことにより一方の面で熱を吸着し、もう一方の面で熱を発散する素子である。ペルチェ素子で水を冷却し、その水をポンプで循環させる。そして冷えた水から媒体を介して首周りに当てることで体感温度を下げることができる。これにより、室外でも体感温度を調節することができる。
著者
伊集院 八郎
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.546, 2011-09-26 (Released:2013-03-05)

集積回路の素子サイズがナノスケールに迫ると、素子の動作を古典的に解釈することは困難になるが、そこで現れる量子効果を積極的に利用する量子デバイスの開発や量子的なリソースによる情報の処理によれば、従来の素子や処理では成し得ない領域への進出が可能になる。しかしながら、量子効果デバイスの特性解析や量子計算アルゴリズムの遂行を手軽に行うことは一般に困難とされるので、量子効果デバイスの基本的な特性の解析および最小qubitの量子レジスタに対する量子フーリエ変換に限定して、解析や変換を表計算ソフト上で行えるようにした。これによって、量子効果や量子アルゴリズムについての理解を深められるようにする。
著者
生野 貴洋 片山 喜規 伊良皆 啓治
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.47, 2011-09-26 (Released:2013-03-05)

複数の信号が混合した信号から統計的に独立な成分を抽出する方法として、独立成分分析(Independent Component Analysis : ICA)がある。ICAは、さまざまな分野で研究がおこなわれており、音源分離や脳波解析の分野への応用が進んでいる。特に、脳波解析においては生体に起因するアーチファクトや外部電源等のノイズの除去に利用できることが知られている。本研究では、ICAを用いた脳波に含まれるアーチファクトの除去手法を提案する。ICAによって抽出された独立な成分のうち、アーチファクト成分を選択、除去し、その後アーチファクト以外の成分を用いて脳波の再構築を行う。