著者
伊良皆 啓治 N. Chaiyapoj 中西 徳昌 後藤 恵一 上野 照剛 小田原 成計 中山 哲 茅根 一夫 山崎 慶太
出版者
公益社団法人 日本磁気学会
雑誌
日本応用磁気学会誌 (ISSN:02850192)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4_2, pp.805-808, 1997 (Released:2007-08-20)
参考文献数
7
被引用文献数
1 1

We have developed a multi-channel high-resolution SQUID magnetometer. This system consists of 12-channel pick-up coils 5 mm in diameter located on a 7.5 mm grid. The base-line of the gradiometer is 15 mm. The distance between the pick-up coil and the outside surface of the dewar is 5 mm. We measured the magnetic field produced by the activity of the orbicular muscle of eye, the magnetocardiogram produced by a human, and the magnetocardiogram produced by a rat. It is possible to obtain signals with good spatial resolution.
著者
生野 貴洋 片山 喜規 伊良皆 啓治
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.47, 2011-09-26 (Released:2013-03-05)

複数の信号が混合した信号から統計的に独立な成分を抽出する方法として、独立成分分析(Independent Component Analysis : ICA)がある。ICAは、さまざまな分野で研究がおこなわれており、音源分離や脳波解析の分野への応用が進んでいる。特に、脳波解析においては生体に起因するアーチファクトや外部電源等のノイズの除去に利用できることが知られている。本研究では、ICAを用いた脳波に含まれるアーチファクトの除去手法を提案する。ICAによって抽出された独立な成分のうち、アーチファクト成分を選択、除去し、その後アーチファクト以外の成分を用いて脳波の再構築を行う。
著者
上野 照剛 伊良皆 啓治 関野 正樹
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2005

神経電磁気現象に関する脳機能情報を解析して,脳機能の動的機構の解明に迫るため,MRIによる神経電気活動の電流分布イメージングや細胞膜の水透過率を解析する手法を提案した.また,経頭蓋磁気刺激と脳波の同時計測により高時間分解能,高空間分解能を有する新しい脳機能ダイナミックスイメージング法を開発した.さらに,アミロイド沈着をMRIで観測するため,鉄の貯蔵蛋白質であるフェリチンに着目し,これに交流磁場を印加することで,鉄イオンのフェリチンへの取り込みとフェリチンからの放出に関する磁場の作用を調べた.