著者
奥田 泰雄 西村 宏昭 植松 康 萩原 一郎 喜々津 仁密 高橋 章弘 池内 淳子
出版者
一般社団法人 日本風工学会
雑誌
風工学シンポジウム論文集 第20回 風工学シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
pp.40, 2008 (Released:2008-12-03)

内閣府では「災害に係る住家の被害認定基準」を定めて、住家の被害の程度を合理的に評価することを推奨している。しかしこの被害認定基準が主に地震災害に基づいて構成されているために、強風災害では認定結果と被害状況との乖離があること、強風被害特有の被害事例がないため判定が困難であること、といった課題が指摘されている。この論文は内閣府被害認定基準の問題点の整理し、強風災害への適用を考慮した認定基準の雛型を提案した。
著者
宮城 弘守 鈴木 修
出版者
一般社団法人 日本風工学会
雑誌
風工学シンポジウム論文集 第20回 風工学シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
pp.28, 2008 (Released:2008-12-03)

北海道室蘭市沖に発生した竜巻の写真を撮影情報を利用して分析し、一箇所から撮影した写真からでも竜巻までの距離や寸法を計測できることを示した。竜巻は沖合い約10.2kmに見える水平線付近に発生していたことなどが分かったが、竜巻等の位置を水平線との小さな角度差から推定するため、撮影高度が低いと精度が低下することに留意する必要がある。