著者
澤 宗則 南埜 猛
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究では、日本におけるインド人移民社会とネパール人移民社会を比較しながら、「空間的実践」を分析することにより、エスニシティと空間との関係性を明らかにした。急増するネパール人経営の「インド料理」は、日本人から見れば「インド料理」であるが、「伝統的インド料理」の枠組みを超え、日本人の味覚にあわせて現地化する。安価な食材を使用し、サラリーマン、大学生や家族連れ向けに昼は安い定食屋、夜は安い居酒屋の位置づけである。これに対してインド人経営者が「これは全くインド料理ではない」と批判するなど、両者は単に同一市場における競合だけではなく、アイデンティティに関する対立となっている。

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[めし][歴史][社会] 日本のネパール人「インド料理店」展開の状況
[インド料理][ネパール][パキスタン] https://twitter.com/ahmadzakijp/status/1477607620936871941インド人とネパール人とパキスタン人の「インド料理屋」を支えているネットワークについての研究
[world][politics][society] 日本のインド人移民社会とネパール人移民社会の比較研究

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地理学(インド学)おもしろそうなんだよなー 今年から担当っぽいし教科書高いし私地理中学以来やってないし五木の社会偏差値30代取ったのが降り止まり要素 うわーまよう https://t.co/2VgKrGltmR
科研費を取得してインネパ料理屋の核心に触れる研究をしている人がいる https://t.co/D12my2HOl7 https://t.co/JLuGbixHcx
16K03190 研究成果報告書 - https://t.co/uj0kKWCi4i_16K03190seika.pdf https://t.co/QCXxCC4WBy 研究期間:2019~2016 研究課題名(和文)空間的実践とエスニシティからみた在日インド人と在日ネパール人ー戦術から戦略へ 研究代表者 澤 宗則(SAWA, Murenori) 神戸大学・人間発達環境学研究科・教授
インド人とネパール人とパキスタン人の「インド料理屋」を支えているネットワークについては、すでに研究があります。互いの対立があり、同国人内でも出身地やモスク、インド人学校などを基点にして、それぞれ異なるリクルート・出店戦略があります。 https://t.co/e20mDCsxKa https://t.co/ARUQlFX94j
後でゆっくり読みます https://t.co/77bPRLrlNz
パキスタンのカレーが好き https://t.co/FlUNRVzP2R
"急増するネパール人経営の「インド料理」は、日本人から見れば「インド料理」であるが、「伝統的インド料理」の枠組みを超え、日本人の味覚にあわせて現地化。インド人経営者が「これは全くインド料理ではない」と批判するなど、アイデンティティに関する対立となっている。" https://t.co/58GoRO7SP1

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