- 著者
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米田 誠
篁 俊成
栗山 勝
- 出版者
- 福井大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2009
慢性甲状腺炎(橋本病)に伴い,自己免疫的機序で様々な精神・神経徴候を呈する疾患が橋本脳症として近年注目されている.本研究代表者らは,本疾患に特異的な診断マーカー(抗NAE抗体)を見出し,初めて血清による診断が可能となった.現在までに, 1350件以上の解析を行い,臨床・免疫学的特徴を明らかとし,早期診断と治療に寄与してきた.また,この抗体を含む血清や髄液が及ぼす小脳のシナプス伝達やプロテオーム(蛋白質)の変化などの病態を明らかとした.