著者
江原 由美子 左古 輝人 鶴田 幸恵 林原 玲洋 須永 将史
出版者
首都大学東京
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

学問の世界において生み出された概念である「ジェンダー」は,広く一般に使われる言葉として普及した.だが,その使用が政治的に批判されるようになると,「科学・社会・政治」が交錯し,相互に影響を与える状況が生じた.このような状況は,どのようなコミュニケーション齟齬を生み出したのだろうか.学問の世界における「ジェンダー」概念は,もともとかなり限定された文脈において創案されたものであるが,その文脈から切り離されることで,かえって広範な応用可能性を持つことになった.だが,その一方で,学問的であるか否かにかかわらず,「ジェンダー」概念の使用が批判されるという,複雑な政治的状況を招くことにもなったのである.

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こんな研究ありました:ジェンダーをめぐるコミュニケーション齟齬の研究:専門的概念の再帰性に着目して(鶴田 幸恵) http://t.co/JVmuuPvKGy
こんな研究ありました:ジェンダーをめぐるコミュニケーション齟齬の研究:専門的概念の再帰性に着目して(鶴田 幸恵) http://t.co/3OHuBNxNxP
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