著者
平尾 智隆 井川 静恵 梅崎 修 松繁 寿和
出版者
愛媛大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究の目的は,学歴ミスマッチ(教育過剰と教育過少)が賃金に与える影響を統計的に検証することにある。具体的には,同じ学歴を獲得したにもかかわらず,より低い学歴しか求められない職業に就いた者(教育過剰者)とその学歴に見合った職業に就いた者(教育適当者)の賃金を比較する。また,より高い学歴が求められる職業に就いた者(教育過少者)の賃金を教育適当者のそれと比較する。研究の結果,①教育過剰者は教育適当者に比べて賃金が低いこと,②教育過少者の賃金は教育適当者のそれと比べて高いこと,③学歴ミスマッチの賃金に与える影響は,若年層よりも中高年層において,また男性よりも女性において大きいことが明らかになった。

言及状況

Twitter (58 users, 61 posts, 172 favorites)

@EoRjSOV9ZwJScZO @usiasa @koshian https://t.co/gONLpF38wF 電気、ガスは年収トップクラスですが、これが一流の教育を受け努力した人間しか務まらないとは考えにくいです。 もちろん努力したら年収は増えるとは思っています。
https://t.co/faWiSsgt5w
因みに高学歴が高給取りなのは能力云々ではなく「高学歴というシグナルで有利な椅子に座れるから」だけっぽいんだよな。端的に言えば東大卒が最低賃金のコンビニバイトをやっても生産性は上がらないし、中卒が全業種年収No1の電気ガス熱供給水道業やっても生産性は下落しない https://t.co/pRbTMwAYQd
>①教育過剰者は教育適当者に比べて賃金が低いこと,②教育過少者の賃金は教育適当者のそれと比べて高いこと 要は「人間の生産性は就く仕事次第っぽい」みたいな事が書いてある https://t.co/pRbTMwAYQd

収集済み URL リスト