著者
吉田 美穗子
出版者
梅花女子大学
雑誌
梅花女子大学現代人間学部紀要 (ISSN:13499769)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.75-88, 2007
被引用文献数
1

古い時代,人間が創造した建築物に文様を刻むとき,何らかのメッセージを込めたはずである。それは,建築物に住む側の人間にとっては幸せな毎日が送れるような,そんな祈願を反映した呪術的なものを制作したであろうとの確信から,古建築における文様の意匠をCADにより対数螺旋を用いて合成し,再現することにより読み解こうと試みた。古建築の植物文様において,対数螺旋は植物そのものを表現したり,または単純化されたパターンとなって繰り返したり,渦を巻いたり,植物文様の余白を埋めたりと,リズミカルに見え隠れし,永遠の生命を演出していた。それは見るものに華やかさを与え,植物文様を神聖視させ,永遠に見守られているという信念を抱かせるのに効果的なデザイン要素として,現代に至るまで引継がれ使用されているものであった。一方,動物文様に関して,動物が文様として用いられる時,それは植物以上に何か意味があったのではないかと考え,植物文様と同じ方法で動物文様を検討。その結果,動物文様における対数螺旋は自ら発する力により見るものを元気付け,生きていることの喜びを共感させながら毎日の生活に息吹を吹き込むのに効果的なデザイン要素として,現代まで引き継がれ使用されているものであった。対数螺旋がその使用目的に応じて使い分けられ,デザイン要素として今日に至るまで使用されていることを明らかにした。
著者
川戸 明子 太田 仁 伊丹 昌一
出版者
梅花女子大学
雑誌
梅花女子大学心理こども学部紀要 (ISSN:21860726)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.43-66, 2014

特殊教育から特別支援教育への改革により、教育界では、特別支援学校のみならず、通常の学校においても特別支援教育の知識や経験が必要とされてきている。しかし、学校においては、団塊の世代の大量退職以降日本の教員の年齢構成の不均衡が蓄積された教育実践力の伝承を困難なものとしている。これまでの専門的な知識や技能、有用な教材教具の継承を実現することは教育現場の喫緊の課題である。本報告は、授業の流れに沿った障害種別ごとの児童生徒への配慮点に焦点を当て、経験の少ない教員が授業における配慮点を理解し、指導に生かすことを目的として、配慮事項を一覧表として示し、自己チェックできる「授業改善にむけてのふりかえりシート」(以下「ふりかえりシート」)を、大阪府立支援学校の管理職や教員の協力を得ながら5 年かけて作成した経緯を『特別支援学校における「指導実践改善シート」~1作成までの経緯~-視覚障害・聴覚障害・知的障害・肢体不自由・病弱・発達障害児の適性指導の共有に向けて-』としてまとめたものである。Not only the schools for special needs education but also the regular schools are in need of knowledge and experiences of special needs education since the change was made from "special education" to "special needs education." However, at the places of education, the age distribution of teachers is unbalanced since the mass retirement of Japan's "baby boomers," which makes it difficult to hand down the accumulated educational practices to the next generation and share the versatility of those practices. Therefore, it is the urgent task for the field of education to realize the application of special knowledge and skills adapted to the situation, acquired by the past practices of special needs education and the succession of effective teaching materials. In addition, to provide special support for the children and students with the wide range of disabilities and impairments at the regular schools, it is necessary for the teachers to acquire not only the knowledge and skills about the specific disability or impairment but also the wide range of practical teaching ability in special needs education. Under the current circumstances of education as described above, this report summarizes the development process of the self-rating "Evaluation Sheet for the Improvement of Educational Practices at the Schools for Special Needs Education (hereinafter,"K-ESIPS")." The evaluation criteria are the consideration points along the lesson process for the children and students with special needs, which are listed for each type of disabilities and impairments. It took 5 years to develop with the cooperation of the managerial staff and teachers of the Osaka Prefectural Schools for Special Needs Education.
著者
畠山 兆子 松山 雅子
出版者
梅花女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

「ハウス食品世界名作劇場」(1985年~1993年)放映の「小公女セーラ」と「ピーターパンの冒険」について、再話のあり方と映像表現手法の構造分析的研究は一応の成果をあげた。海外受容については、フランスで放映された「小公女サラ」の独自のオープニングを分析して、主人公像とオープニングの役割認識の違いを明らかにした。次の課題である、視聴者の映像による物語理解のあり方を国際比較するため、「ピーターパンの冒険」を使った予備調査を大学生と小学生で実施した。
著者
仙田 まどか
出版者
梅花女子大学
雑誌
梅花児童文学 (ISSN:13403192)
巻号頁・発行日
vol.10, 2002-07-30