1 0 0 0 OA 硝酸法パルプ

著者
F. E. Brauns
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.4, pp.214-216, 1958-04-10 (Released:2010-02-10)
参考文献数
20

1 0 0 0 OA 手紙の話

著者
山田 卓良
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.45, no.10, pp.1132-1132, 1991-10-01 (Released:2010-10-27)
著者
森田 裕一
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.383-387, 2016

白板紙を生産する大竹工場8マシンは食品容器用途の製品を抄造しており,製品への虫混入はユーザーからの信用を失墜しかねない致命的な問題となる。8マシン建屋内で捕獲した虫を分析したところ,外部侵入由来の虫が全数の3/4以上を占めており,虫の侵入防止対策が重大な課題となっていた。外部からの虫侵入は建屋の陰圧が高いことが主原因と考えられたため,給気バランス改善による陰圧改善に取り組んだ。防虫効果としては「陽圧化」が理想的であるが,給気ダクト敷設等の設置スペース確保が困難であり,また設備費が高額であったため,「差圧ゼロ化」案を採用した。なお,給気ユニットのタイプとしてはダクト敷設を要さないものを選定し,室内の空気流れを考慮して12台を配置した。またフィルタ連続洗浄機能付給気ユニットとしたことで,フィルタ目詰まり掃除の手間を省けており,安定した給気が継続できている。差圧ゼロ化の工事後,虫の室内捕獲数を激減させることに成功し期待以上の効果を上げている。また虫捕獲数がピーク値を示していた春から梅雨時期および秋時期においても大幅に削減できており,年間を通して低いレベルまで抑えることができている。本稿では,工事前に行った調査内容,給気ユニット配置検討の考え方および工事効果について報告する。
著者
ジャンカルロ ジャンロレンツィ 大場 章弘
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.473-476, 2015

ますます重要となるパッケージ用紙とともに,ホワイトトップライナー(白板紙)の物性構造の特性は,抄紙機設計者にとって,技術的なチャレンジであり,マシンのプレスパートもその一つだ。 PMT社では,ドイツHamburgerグループと共に,2002年に同国Rieger Trostberg PM2の改造案件にて一つのプレスコンセプト,"Inverted Tri―Ex"を開発した。その後2006年に同Hamburger Spremberg工場新マシンPM1の2Pへ,そして,数年後にイタリアDS SmithのLucca工場の3Pのスタートアップへと続いている。本稿では,Inverted Tri―Exプレスの基本的な原理とその進化について,先ずはウェットプレス工程の基本からスタートし,搾水性,表層の平滑性,及びZ方向の物性強度について紹介する。プレス課程の主たる目的は,プレスセクションに入ってくる湿紙の地合に含まれる繊維,灰分によって構成される機械的な特性に関して,表面品質,平滑性,不透明度,光沢等の全ての潜在特性を引き出し,維持すること,に集約され得るが,このプレスの一番の鍵はオープンドロー無しに全ての移行が行われる事にある。
著者
岡田 英三郎
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.61, no.9, pp.1101-1101, 2007 (Released:2011-06-25)
参考文献数
6

1 0 0 0 OA 元号と暦年

著者
山田 卓良
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.209-209, 1992-01-01 (Released:2009-11-16)
著者
児玉 厚
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.9, pp.1192-1201, 2004-09-01
被引用文献数
1

本原稿ではWIS(Web Imaging Solution,オンライン欠点検出システム)の概要と特長を述べている。弊社はMTS(Machine Technology Solution)というコンセプトをベースに紙を抄造する抄紙機操業・塗工機操業に必要な全ての制御システム,運転支援システムを提供していくが,WISもMTS構成要素の1つという位置付けである。WISのシステム構成はシンプルで他社の様にコンピュータを収納するキャビネットがない。コンピュータは個々のカメラと一体化されており,カメラビームに収納されている。基本システム構成ではオペレータステーション1台で運転が可能である。またメンテナンスビリティが優れており,CCDモジュール単体の交換が可能(カメラと分離),カメラユニット交換時現場での光量調節が不要(絞り固定,光量調節はシステムが全自動で実施),光源は5年間交換不要の長所がある。操作画面はオペレータの実感覚にあった使いやすい欠点マップを採用しており,欠点画像だけでなく地合表示も可能である。欠点検出では穴,明欠点,暗欠点,密集欠点,紙端欠点,ストリークの他,水滴や油垂れの検出,SDIによる薄汚れ・しわの検出も可能である。トピックとして欠点自動分類+閾値生成機能(Auto Classifier,以下オート・クラシファイアーと呼ぶ)がある。オート・クラシファイアーは欠点の自動分類だけでなく,多大な時間を要する欠点チューニングを自動で行い欠点閾値を自動決定する。
著者
高木 浩志
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.236-240, 2013-03-01

高さ634mで電波塔として世界一となる東京スカイツリーは,多くの関係者の英知と技術の粋を集めて,様々な困難を克服しながら2012年2月29日に無事竣工し,5月22日にグランドオープンを迎えた。建設途中の建物が世間一般からこれほどの注目を集めたことは前例がない。着々と高くなっていくタワーを仰ぎ,今しか見ることができない姿としてその様子を熱心にカメラに収める人も多く,完成が近くなるにつれて,工事が終わってしまうことを惜しむ声すら聞かれるほどであった。オープン後も大変な話題となっているのはご承知の通りである。<BR>しかし,その建設にあたっては,これまでに無い高さに挑むということに加え,地震や強風,制約の厳しい敷地条件など,様々な技術的難題を解決する必要があった。安全性・効率・品質・工期などのあらゆる面で,従来の経験を確実に踏まえながらも,それを超える革新的な発想も盛り込みながら,一つ一つ課題を解決していくことが求められた。<BR>本稿では,大地震にも耐え,「巨大であること」と「精密であること」という対極にある二つの目標を両立し,誰も行ったことのない領域での工事を計画通りに進めることを可能にした様々な技術の紹介を通じて,日本のものづくりの総力を結集したこのプロジェクトの全貌を明らかにする。

1 0 0 0 OA 虫の知らせ

著者
山田 卓良
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.420-420, 1995-02-01 (Released:2009-11-16)
著者
伊藤 通弘
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.12, pp.1858-1858, 1995-12-01 (Released:2009-11-16)
被引用文献数
2
著者
田中 恒雄
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, pp.813-820, 1995-05-01 (Released:2009-11-16)
参考文献数
41

In order to expect the feasible printing conditions to obtain high definition image by modern printing technology, physical properties of paper surfaces relating ink transfer are mainly discussed due to the experimental data accumulated thus far. The macroscopic structures of paper surfaces depending on the porosity, the smoothness, the compressibility and so on, are responsible for the tone rendering by small halftone ink dots the size of which reaches about 10 μm. To control the dot gain to be minimum is essential in the high definition printing process. However, the dot gain formation seems prone to be made by the rheological properties of printing ink rather than by the properties of paper surfaces mentioned above. Also, the thickness control of ink film is much more important in the process as compared to that in the ordinary halftone reproduction process.
著者
堀川 幸稔
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.8, pp.1198-1201, 2005 (Released:2006-08-25)

現在, 製紙工場では様々な用途に粘着テープが使用されている。粘着テープでは貼り付けた直後に接着強度を発現することから, 作業の自動化, 作業時間の削減などに有効である。製紙工場で使用される粘着テープは, 損紙としてパルパーに投入される可能性があることから, 水溶性 (水分散性) という他の業界, 用途にはない特殊な特性が必要とされている。水溶性 (水分散性) 粘着テープを設計する際には粘着剤の設計が最も重要である。水溶性 (水分散性) は他の多くの特性と相対する関係にあり, 例えば耐熱性を向上しようとした場合に水溶性 (水分散性) は低下する場合がある。製紙工場で使用される粘着テープは, その用途に要求される特性と水溶性 (水分散性) を両立させなければならない点でその設計が非常に難しい。水溶性 (水分散性) については各テープメーカー, 各製紙会社にてそれぞれの評価方法が実施されているが, 今回はこの一例をあげるとともに, 水溶性 (水分散性) を中心とした製紙工場で使用される粘着テープの技術について説明する。