著者
京免 徹雄
出版者
郡山女子大学短期大学部
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2011

本研究の目的は、フランスの進路指導における多機関連携ネットワークの全体像を描き出し、教育学的観点から進路を公的に保障する仕組みを解明することである。パリおよびオルレアンで実施した実地調査の結果、2009年にサービスの範囲・対象者・内容の異なる諸機関の関係が、社会的ステータス(横軸)と社会的機能(縦軸)に従って整理されていることが明らかになった。さらに、2011年に発表された認証評価基準によって、そのネットワークの質保証が行われている。
著者
何 燕生 末木 文美士 佐藤 弘夫 池上 良正
出版者
郡山女子大学短期大学部
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

栄西や道元、円爾などの入宋僧の精神世界について、実地調査に基づきながら、文献学および宗教学の視点から再検討し、中世宗教研究の新たな展開を図かろうとした。具体的には、まず入宋僧たちが当時訪れたとされている現在中国の杭州や寧波、天台山、普陀山などの地域の寺院におけるそれぞれの足跡を実際に調査し、経済成長と宗教復興が進む近年において、それらの遺跡が一体どのような現状におかれているかを確認した。次はそれらに対する分析を踏まえつつ、歴史的、宗教的コンテキストに即して総合的な理解を試みようとした。さらには、仏教学や日本思想史などの諸分野による関連研究とも連携し、可能な限り学際的に検討することを目指した。