著者
吉田 正
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌ATOMOΣ (ISSN:18822606)
巻号頁・発行日
vol.53, no.8, pp.555-558, 2011 (Released:2019-09-06)
参考文献数
7

福島第一発電所の冷温停止に向けての課題は崩壊熱との闘いにつきるといえよう。崩壊熱は,核分裂で生じた核分裂生成物のβ崩壊に伴うFP崩壊熱と,核燃料であるウランより重いアクチニド核種のα崩壊またはβ崩壊に伴い発生するアクチニド崩壊熱に大別される。崩壊熱の計算にはいくつかの方法があり,かつその信頼性も高い。計算に当たっては,その方法を吟味し,停止後の原子炉の状況を見極めた評価・計算を行う必要がある。

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@wing_ghost 冷温停止が長いほど崩壊熱を冷却するのは楽になりますが、冷却を止めていいわけではないですね。 https://t.co/LDnDrbmI62 https://t.co/8lySdbDbpf
論文によると「燃焼停止直後の FP 崩壊熱は,運転時出力の約6.5%。10年で発熱が燃焼停止直後の1/2000。」 https://t.co/nTNDiXyQoP 20年経っているのは、自然空冷で問題ないのではないでしょうか。 チェルノブイリ原発危機の実相 https://t.co/vvtGsbuShG
論文によると「燃焼停止直後の FP 崩壊熱は,運転時出力の約6.5%。発熱が燃焼停止直後の1/10になるのは8時間後。1/1000になるのは3年後。燃焼停止後10年で1/2000。」 ということで、20年経っているのは、自然空冷で問題ないということだと思います。 https://t.co/nTNDiXyQoP https://t.co/kavr6ZLdSl https://t.co/qT4VX2G0bl
軽水炉燃料の崩壊熱のふるまいは、こちらの資料https://t.co/Aqs23MwlmUが参考になります。4か月後で1/100、3年後には1/1000になりますね(但し、10年後でも1/2000)。 https://t.co/krBwsT4J05
崩壊熱 https://t.co/mGS95GJg0I
@sitesirius 現在はそうでしょうね。私が言ったのは運転停止直後から10年後までくらいの期間で、崩壊熱の主要な原因となる核種の事で。 https://t.co/98s6QROVxz
軽水炉燃料崩壊熱のふるまい 福島第一発電所の崩壊熱挙動理解のために 東京都市大学 吉田 正 https://t.co/jHvFJV9Nth

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