著者
丹後 俊郎
出版者
Japanese Society of Applied Statistics
雑誌
応用統計学 (ISSN:02850370)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.81-96, 1989-01-30 (Released:2009-06-12)
参考文献数
13
被引用文献数
7 3

衛生統計学,疫学などの公衆衛生の分野では,地域の死亡状況を表す比較可能な指標として,年齢分布の違いを調整した,年齢調整死亡率,標準化死亡比などが良く利用されている.また,疾病地図と称して,地域別の死亡状況の大小をこれらの指標を利用して,数区分に色分けして視覚的に表示することが良く行われる.しかし,これらの指標は,人口の地域変動に基づく標本誤差の影響を強く受け,人口の小さい地域の指標のバラツキが大きく,わずかな死亡数の変化が見かけ上の指標を大きく変化させるという問題がある.とくに,年齢調整死亡率では,この影響を受けて,時には,異常な高値を示す欠点も指摘されている.この小論では,この問題の一つの解決策として,経験的ベイズ推定量を導入し,その妥当性を具体例で議論する.

言及状況

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自殺死亡についての地域統計(https://t.co/KeZhOKGcWN )ではベイズ推定自殺率は二次医療圏ごとの人口規模を重みとするモーメント推定値により算出されている(丹後, 1988 https://t.co/qmGFwMF5wc ;平子 他, 1988 https://t.co/XF1jGyMQgO )"
「二次医療圏・性・年齢階級別の自殺の推移:自殺死亡数、死亡率、対全国比」 http://t.co/Fp2oWg0JgK で使っている推定は「死亡指標の経験的ベイズ推定量について」 http://t.co/kUSk7ncigK

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