著者
栗田 英治 横張 真
出版者
公益社団法人 日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.589-594, 2000-03-30 (Released:2011-07-19)
参考文献数
25
被引用文献数
2 5

ゴルフ場が里山地域の生物多様性保全上, 果たし得る役割を, 景観及び群集・生態系レベルでの多様性という面から解明し, 管理指針を検討した。景観レベルにおける土地利用履歴の解明の結果ゴルフ場の履歴が様々な施業段階にある里山林であったこと, 施業初期段階にあたる草地的な緑地空間が失われたことが分かった。群集・生態系レベルにおける植生および管理状況の調査の結果, コナラ林を中心とした森林の環境は, 残置森林としてゴルフ場開設後も確保されたことが明らかになった。今後, 残置森林, ラフ等の管理にあり方に検討を加えることにより, ゴルフ場が景観及び群集・生態系レベルでの多様性を保全しうる可能性が示唆された。

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[paper] ゴルフ場の景観と植生の変化についての論文。 密な森林自体は減っていないが、植生の固定化は進む傾向がある

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ゴルフ場の景観と植生の変化についての論文。 密な森林自体は減っていないが、植生の固定化は進む傾向がある "里山ランドスケープの保全に果たすゴルフ場の役割とその管理手法" https://t.co/TQuGskxzGQ #paper
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