著者
佐藤 秀樹 土屋 政雄
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
認知行動療法研究 (ISSN:24339075)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.123-134, 2022-05-31 (Released:2022-07-28)
参考文献数
15
被引用文献数
2

認知行動療法は目に見えない構成概念を測定する尺度の開発とともに発展してきた。患者報告式アウトカム尺度(Patient-Reported Outcome Measure: PROM)とは、患者の健康状態を患者自身の直接的な報告から情報を得て、修正や解釈を介さない尺度を指す。PROMの系統的レビューによってPROMの測定特性を理解することは、臨床や研究で測定したい概念に適したPROMを選ぶ場合などにも役立つ。本稿では、COSMIN(COnsensus-based Standards for the selection of health Measurement INstruments)の方法論に基づき、2018年に改訂された(a)PROMの系統的レビューのガイドライン、(b)コアアウトカムセットのガイドライン、(c)特に大きく変更された内容的妥当性のガイドラインについて解説する。

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患者報告式アウトカム(PROMS)を一定の基準で評価しレビューするためのガイドライン(COSMIN)について、①講義を聞く、②解説論文で学ぶ、を終えたので、今日は③実際の尺度評価作業中です。でも、難しい! https://t.co/xSQC1hfBKO https://t.co/oU4UGjROSO
尺度研究におけるCOSMINガイドラインの動向 https://t.co/WfkuNGafzB
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