著者
神原 広平 尾形 明子
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.215-223, 2015-09-30 (Released:2019-04-06)

認知の歪み理論は認知療法の代表的なモデルであり、ネガティブな自動思考やスキーマが抑うつをもたらすと考えている。一方、うつ病患者の認知機能は著しく低下していることが明らかになっている。そこで本研究では、ネガティブな自動思考やスキーマに認知機能がどのような効果を及ぼすかについて検討するため、大学生81名に神経心理学検査と質問紙調査を行った。その結果、注意の切り替えに関する認知機能の低さがネガティブな自動思考を説明していた。本研究から、認知機能の低さは認知の歪みの高さに関係することが明らかになった。

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ある情報に出会った時の反応の違いについて研修で学んだこと
【掲載論文】神原 広平, 尾形 明子, 認知機能がネガティブな自動思考・スキーマに与える影響, 行動療法研究, 2015, 41 巻, 3 号, p. 215-223 https://t.co/2HU6hvZvtZ

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