著者
正司 豪 尾澤 重知
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
pp.S46075, (Released:2022-08-26)
参考文献数
11

本研究は,卒業研究が必須の大学生を対象とし,研究内容の変容の契機となったゼミナール内外の実践共同体との関わりのプロセスを明らかにすることが目的である.半構造化インタビューを実施し,質的な分析をした結果,研究内容の変容の契機は,①指導教員からの助言,②ゼミの先輩からの助言,③同じ関心を持つ学外の他者との対話,の3つに類型化できた.ゼミ内の実践共同体として「班制度」の有無に着目した結果,研究内容の変容に関して,班がある学生は『他者によるゆさぶり』,班がない学生は『他者との対話』が契機となった.また,班の有無により,異なる実践共同体に関与し,異なる研究プロセスをたどる可能性が示唆された.

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[実践コミュニティ][教育工学] 正司 豪, 尾澤 重知(2023),大学ゼミの「班制度」の有無に着目して
[実践コミュニティ][高等教育研究] 正司 豪, 尾澤 重知(2022)

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正司 豪, 尾澤 重知(2023),大学ゼミの「班制度」の有無に着目して / “卒業研究ゼミにおける研究内容の変容プロセスと実践共同体との関わり” https://t.co/SKcJ4tx8V1 #実践コミュニティ #教育工学
正司豪・尾澤重知「卒業研究ゼミにおける研究内容の変容プロセスと実践共同体との関わり」(『日本教育工学会論文誌』早期公開) https://t.co/LCHyQOHfAg
正司 豪, 尾澤 重知(2022) / “卒業研究ゼミにおける研究内容の変容プロセスと実践共同体との関わり” https://t.co/fZjVRUgnN3 #実践コミュニティ #高等教育研究

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