著者
細井 昌子
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.404-410, 2018 (Released:2018-07-01)
参考文献数
4

慢性疼痛の難治例は, 共通の心理身体特性を有していることが多い. 幼少期の養育者との関係性において十分な信頼関係が得られなかった愛着や不信の問題, それによって規定される独特な認知・情動・行動の様式があり, 症例独自のストレス反応が固定されている. 九州大学病院心療内科では長年にわたり全国各地からの慢性疼痛難治例の段階的心身医学的治療を行ってきており, 近年慢性疼痛についてのエビデンスが注目されている第三世代認知行動療法であるマインドフルネスストレス軽減法やアクセプタンス&コミットメントセラピー (ACT) の治療概念も導入している. しかし, 被養育体験や愛着の問題・虐待・トラウマ, 失感情・失体感傾向, 強迫性・過活動・過剰適応があると, これらの心理療法に導入するまでに, 自律訓練法, 描画や箱庭などの芸術療法や家族へのアプローチを取り入れるなどの多面的な段階的心身医学的治療が有用である.

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CBTやACTの導入にあたって、愛着の問題・虐待・トラウマ,失感情・失体感傾向,強迫性・過活動・過剰適応があると,これらの心理療法に導入するまでに,自律訓練法,描画や箱庭などの芸術療法や家族アプローチを取り入れるなどの多面的な段階… https://t.co/HyM24kbpNz

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