著者
佐藤 知香 梅本 安則 田島 文博
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.56, no.11, pp.842-847, 2019-11-18 (Released:2019-12-27)
参考文献数
37
被引用文献数
2

安静臥床の弊害は70年以上前から認識されており,その影響は筋骨格系,循環器系,呼吸器系など全身に及ぶことがわかっている.また,超急性期治療領域においてもその弊害が注目されている.本稿では安静臥床の弊害について,筋量や筋力低下,関節拘縮,循環血液量減少や心機能低下による起立性低血圧,最大酸素摂取量の低下,肺活量低下などをそれぞれの報告を挙げ説明する.後半は,離床や運動負荷による治療効果を紹介する.なぜリハビリテーション治療を提供すべきなのか,考える一助となれば幸いである.

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安静臥床は急性期のイメージだけど、透析も同じことをいえる部分もある。 https://t.co/WEf2rMYFtj
せっかく主人に内緒で筋トレ始めたのに1日ベット上安静で全てがリセットやわ。 多分歩くのもしんどいやろな。 むしろ脂肪増えてるんとちゃう? うん。愛されぷにぷにボディーに逆戻り
https://t.co/SB5TOPyUaq
安静臥床が及ぼす全身への影響と離床や運動負荷の効果について https://t.co/inZlNavZy0
安静臥床の弊害は昔から認識されており,その影響は多岐にわたる。 超急性期治療領域においてもその弊害が注 目されている。安静臥床の弊害について詳しく説明した内容です。 また離床や運動負荷による治療効果やなぜリハビリを提供すべきか説明してくれてます ↓↓↓↓ https://t.co/W0TUtgFKjf
2022年4月16日 特集ではありますが、安静臥床による影響が広く記載されています。数値的な意味の理解も必要ですが、比較的わかりやすいのではないかと思います。 日々の離床の意味がありますね! 土曜日ですが今日も頑張っていきましょう! https://t.co/3ubCSdRZ2L
【安静でいることの危険性】 平均67歳の健常者が10日間の安静で、筋力が6.3%、疾病保有者では17.7%もの筋肉量の減少が見られたということです。 「治ってから動こう」なんて思ってると、どんどん動けない身体になります。 健康には日常より少し強い負荷が必要です。 https://t.co/MPEAjMxB6Z

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