著者
藤沼 康樹 長谷川 尚哉
出版者
一般社団法人 日本東洋医学系物理療法学会
雑誌
日本東洋医学系物理療法学会誌 (ISSN:21875316)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.1-12, 2020 (Released:2021-06-28)
参考文献数
15

COVID-19 パンデミックにより非常事態宣言が発表され、地域の医療需給体制は変化をきたした と考えられるが、診療所の領域においても受療行動の変化を体験することとなった。Face to Face で受診するという役割から、感染症への対応にシフトし、その結果、軽症救急、健康問題に関連 したよろず相談のアクセシビリティも低下することとなった。鍼灸院においても同じような傾向 をとったと聞き及ぶが、この度は日本人の受療行動とケアのエコロジーから考えてみることにす る。病の意味へのアプローチとして FIFE、ライフ・ヒストリー、サルトジェネシスについての解 説を行い、家庭医の診察室に陪席する体験をしていただければと思う。その上で、これからの鍼 灸院を鍼灸学における診断治療技術以外に必要な事を想像する作業をディスカッションしてみた。

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こういった稀な疾患への初診対応として、FIFEアプローチはとても有用です。(いわゆる、かきかえ) ・なにを心配していますか? ・なにが1番の問題ですか? ・日常生活への支障は? ・鍼灸に何を期待している? 参考までに IV.病いの意味へのアプローチを考える https://t.co/BUdZPEpumu
この特別寄稿めっちゃいい 「なるほどな!」 「そういう問診の方法もあるのか」 「それは鍼灸院の役割として良いわ!」 「すげぇ社会貢献できるやん!」 って感動が溢れた 日本東洋医学系物理療法学会誌 2020 年 45 巻 2 号 p. 1-12 ”家庭医からみた街の鍼灸院の未来の機能” https://t.co/HX1EOl7rtX
家庭医の藤沼先生、病鍼連携連絡協議会の長谷川先生の考える鍼灸院の未来の機能。 学生さんも自分の将来を考えるのにいいかも。 https://t.co/szeffedz5z

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