著者
藤田 節子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.135-140, 2018-03-01 (Released:2018-03-01)

図書の索引がどのように作成されているのか,その実態を把握するために,学術出版社の編集者へのアンケートとインタビュー調査,および著者へのインタビュー調査を行った。その結果,索引の必要性については,編集者,著者とも認識しているが,編集者は,時間の制約や体系的な索引作成技術の欠如などから,十分な索引編集を行なえない状況にある。一方,著者は,自分の図書の内容については熟知しているが,索引作成の技術や経験が少ない。総じて索引作成が適切に行なわれていない現状が明らかになった。今後,著者や編集者,出版社に対して,索引作成技術の普及やガイドブックの整備が求められる。

言及状況

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続)本書が届く前に,同じ著者による論考:藤田節子 2018. 図書の索引作成の現状 -編集者と著者への調査結果から-.情報の科学と技術, 68(3): 135-140. https://t.co/E70IgVcuR0 を読んでみた.論文の pdf はオープンアクセス.
藤田節子 (2018)「図書の索引作成の現状 -編集者と著者への調査結果から-」『情報の科学と技術』第68巻第3号. 情報科学技術協会. pp. 135-140. | J-STAGE Articles https://t.co/luB82BIHmP
「編集者は、時間の制約や体系的な索引作成技術の欠如などから、十分な索引編集を行なえない状況にある。一方、著者は、自分の図書の内容については熟知しているが、索引作成の技術や経験が少ない。総じて索引作成が適切に行なわれていない現状が明らかになった。」 https://t.co/luB82BIHmP
「“ノンフィクションのすべての真面目な本が,その有用性 を最大限に発揮するには,索引が必要である”と『the Chicago Manual of Style』はいう」 https://t.co/JbBRwy0RnB
会誌「情報の科学と技術」2018年3月号 原著論文:図書の索引作成の現状 -編集者と著者への調査結果から-…藤田 節子 https://t.co/2ZUolTAfS1

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