著者
古土井 光昭 小林 正樹
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集C (ISSN:1880604X)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.998-1017, 2009 (Released:2009-12-18)
参考文献数
22

関西国際空港は大阪湾南東部の泉州沖に,世界初の本格的な海上空港として建設された.建設予定地は水深が大きく,海底下には軟弱な沖積粘土層が20m以上堆積し,その下には数百mにわたって洪積粘土層が堆積している.したがって当初から沖積粘土層に対する地盤改良の実施や,洪積粘土層の圧密沈下が生じる深度方向の範囲やその大きさを見通すことが重要な課題であった.そのため事前に大深度のボーリング調査を行うなど,地盤工学的問題への対応に取り組んできた.本文は,関西国際空港の建設にかかる事前の調査や,事前予測に対する沈下の実態を記しつつ,沈下予測手法の変遷および現場における地盤挙動への対応について述べるものである.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (17 users, 20 posts, 13 favorites)

@zGVB7VQjJULm 空港が出来たばっかりの時に大学の授業で50年で8mくらい沈むはずって習った覚えがあるんですよね。。。なんかもうすでに10mくらい沈んでる?この論文ってシェア出来るのかな。。。 関西国際空港建設に関わる地盤工学的問題と対応 −沈下の予測と実際− https://t.co/3Tn2b3WBp6 https://t.co/ouaTJPycaG
@mori_arch_econo 参考まで https://t.co/gNYcrqGmcm 「洪積層の沈下」(関西国際空港や舞洲・夢洲) ・土木学会の常識を覆す事実が現れている 「沖積層と洪積層の地層が  10メートルも沈下するのは初めての経験だ」 関西国際空港建設に関わる地盤工学的問題と対応 -沈下の予測と実際- https://t.co/Y10Dnobhe1 https://t.co/72Y0HJn4gh
J-STAGE Articles - 関西国際空港建設に関わる地盤工学的問題と対応 https://t.co/CkeFAQ2ORe
J-STAGE Articles - 関西国際空港建設に関わる地盤工学的問題と対応 https://t.co/CkeFAQ2ORe
J-STAGE Articles - 関西国際空港建設に関わる地盤工学的問題と対応 https://t.co/CkeFAQ2ORe
@yokoomega @momoyazaasai @aIVipDp1vCga8DV 関空当初の予測では洪積層深部は沈下しないと考えられていたようですね。それが出来てから沈下が判明したようですね。どうなっていくのか、カオスなのか。 https://t.co/KQoSKyeaS7
@momoyazaasai @yokoomega @aIVipDp1vCga8DV 念の為、調べてみました。 https://t.co/KQoSKyeaS7 「羽田や中部空港も埋立工法であるが、沖積層の下には比較的浅い深度に支持層が存在しているため、供用開始以降の海底地盤の沈下はほとんど問題になっておらず、関西空港とは全く条件が異なる」
@bluehopicorn そんな事はないと思いますよ。 関空の竣工当初から、沈下の問題は深刻でしたから。 ご参考までに。 https://t.co/sPMO2bAsAA https://t.co/Lpy0rnpg7v
_pdf https://t.co/91P3kRcsCk
メモ: 「関西国際空港建設に関わる地盤工学的問題と対応 -沈下の予測と実際-」  古土井光昭・小林正樹(2009)土木学会論文集C https://t.co/cMvYUM9ijb ・・・「関西国際空港は今後とも長期に続く地盤挙動とつきあっていかなければならない.…その究明に精進することは関西国際空港の責務」
っていうことを思い出したのでちょいと検索してみたら2009年の土木工学会論文集の解説論文を見つけた.沈んでいく海底地盤をどうするか,についてありとあらゆる検討をおこなっている."関西国際空港は今後とも長期に続く地盤挙動とつきあっていかなければならない." https://t.co/er3ChnU25R

収集済み URL リスト