著者
山口 一男
出版者
The Japan Sociological Society
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.552-565, 2003-03-31 (Released:2009-10-19)
参考文献数
9
被引用文献数
4 1

2001年日本社会学会のシンポジウムにおけるパネル討論での発表と議論を土台にしてそれをさらに拡大し, 「社会調査の困難」について米国で社会研究を行うものの立場から筆者が重要と考える以下の5つの問題に焦点をあてて論じる. (1) 「社会調査の困難」という概念について, (2) パネル調査の必要性と社会調査の目的との関連について, (3) 不完全情報の取り扱いについて, (4) 調査対象者の協力を得るということについて, (5) 調査対象者のインフォームドコンセントと人権保護について.

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山口 一男 (2003)「米国より見た社会調査の困難」『社会学評論』53(4):552-565 https://t.co/lyXUumu8ai >調査対象者から調査に参加すれば何か得をするという利己的動機を引き出してはならない (p. 560)
とりあえず https://t.co/GujNLKvITx 山口 一男 (2003) "米国より見た社会調査の困難" _社会学評論_ 53(4):552-565
「問題を知ることは,その解決の糸口を見つけることに役立たねば何の意味もなく,解決が変化である以上,何が変化をもたらしうるのか,研究者はそれを正確に知りうるのか,それこそがまず社会調査の問題であるはずだ(山口2003)」https://t.co/jNhf6jyixD
DVの例で批判されているのは,おそらく2001年日射シンポだね.https://t.co/0HQA8BfvHm
2001年日射シンポの特集論文.10年以上前とは思えないぐらい今日的.たしかに縦断的な問いに関心がある人というのはあまりいないね./ 山口一男,2003,「米国より見た社会調査の困難」『社会学評論』53(4): 552-65.https://t.co/0HQA8BfvHm

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