著者
中村 剛之
出版者
一般社団法人 日本昆虫学会
雑誌
昆蟲.ニューシリーズ (ISSN:13438794)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.121-130, 2016-07-05 (Released:2019-04-25)
参考文献数
7

昆虫の形態をスケッチする方法を鉛筆による下書きから,インクを使ったペン入れ,仕上げまで手順を追って解説した.スケッチは観察した内容を人の頭の中で咀嚼し,その内容を紙の上に描き写したもので,写真のような単なる色や明るさの転写とは大きく異なる.見えるものを見えた通りに描くのではなく,描き方を工夫することで写真ではとらえにくい構造を人に伝わりやすい形で描くことができる.これがスケッチの利点であり,面倒を排して図を描く意義である.

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昆虫標本作製法・撮影法・活用法(1)昆虫形態図の描画法 https://t.co/vHd5XKOMgI
昆虫標本作製法・撮影法・活用法(1)昆虫形態図の描画法 やはり昆虫学では描画関係の技術解説が多いですね。 https://t.co/XmzPGMU3kV
https://t.co/yyHXGGLpLC これまで図鑑の図の意味がよく分かっていなかったりしていたのですが、お約束が書いてある文献を見つけて、欲しかった情報が全て手に入りました…! 話は変わりますが課題のスケッチも自分にしてはよい出来に思われたのでスキャンして保存してしまいました。練習したいです。
中村剛之(2016)『昆虫標本作製法・撮影法・活用法(1)昆虫形態図の描画法』https://t.co/mRbO1xVo6h "色が薄くコントラストが弱い部分や光が通らずに影となる部分などはうまく写らず構造をとらえることが難しい.また,撮影者が省略したいと思う部分も全て写り込んでしまう欠点がある.その一方,
@ichimenno_inaho https://t.co/MuKX78wQhX 7,8ページ目を見よ 概ねルールがある上で個人の裁量もあるという理解

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