著者
坂口 安紀
出版者
独立行政法人 日本貿易振興機構アジア経済研究所
雑誌
ラテンアメリカ・レポート (ISSN:09103317)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.48-60, 2022 (Released:2022-01-31)
参考文献数
26
被引用文献数
1

ベネズエラでは、ニコラス・マドゥロ(チャベス派)、フアン・グアイド(反チャベス派)のふたりが、自らが正統な大統領であると主張して対峙する状況になって約3年が経過した。国際社会も、マドゥロを支持する中国・ロシアなどの国々と、グアイドを支持する米国、EU、南米のリマグループなどに分かれている。米国の経済制裁や中国・ロシアによるマドゥロ支援、またノルウェーなど両者の対話を求める国々、国内の食料・医薬品不足や難民問題などで支援を拡大する国連の機関など、国際社会の関与は、内政にも影響を与える。本稿では、両勢力を支持する大国である米国および中国・ロシアが、ベネズエラに対してどのような政策対応をとってきたのかについて、それぞれの国や政権ごとの特徴に焦点を当てて考察する。

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[RT言及] 紹介されている本に着手。続きで紹介されているリンク↓も拝見してみた。感想はいずれ。 https://t.co/9GIp9gDrQc
坂口安紀 2022.「ベネズエラをめぐる大国の政策対応と思惑-米国・中国・ロシア」 https://t.co/qmH2ArAyV0 坂口安紀 2021.「膠着化するベネズエラの政治経済危機 ―制度崩壊とインフォーマルな政治経済運営」 https://t.co/59EU6b50b8 全て『ラテンアメリカ・レポート』に掲載されている論考です。
坂口先生の「ベネズエラをめぐる大国の政策対応と思惑」(2021)も紹介しておきます。オンラインで全文公開です。 この辺りの情報を押さえておけば、米中露の動きも理解しやすくなると思います。 https://t.co/clqSwJhKYV
@shingetsu4 ベネズエラ、カリブ海諸国、よく知らないんです。 受け皿の政権側がどうなるかでしょうね。西側に留学している人材も、囲われている玉もいるとは思いますが。 https://t.co/jTlo4o57IY https://t.co/NKTMdtDNlC
ベネズエラは何故、米国から制裁され続けているのか? https://t.co/N1EMha0Iba https://t.co/K38CIDB79j https://t.co/FU41haZ7RJ
J-STAGE Articles - ベネズエラをめぐる大国の政策対応と思惑-米国・中国・ロシア https://t.co/gqpEkzXWdV
J-STAGE Articles - ベネズエラをめぐる大国の政策対応と思惑-米国・中国・ロシア https://t.co/93JHyRuU9n 坂口安紀氏による論考。ベネズエラに対する中国とロシアのスタンスの違い。特に中国のものは興味深い。債務を返済させるには反チャベス政権のほうが好都合な面もあると。
坂口安紀「ベネズエラをめぐる大国の政策対応と思惑-米国・中国・ロシア」ラテンアメリカ・レポート https://t.co/KIWJtFYtFV 内容すごく勉強になった。 また本文html形式、左に目次が固定されてたり、参考文献リンクで文献情報が出たり読みやすかった。jstage、pdfのみの雑誌しかしらなかった。 https://t.co/aXoBZ4uTla
ベネズエラをめぐる大国の政策対応と思惑~米国・中国・ロシア(アジア経済研究所)マドゥロ、グアイド両勢力を支持する米国および中国・ロシアが、ベネズエラに対してどのような政策対応をとってきたのかについて、それぞれの国や政権ごとの特徴に焦点を当てて考察 https://t.co/tyKlZ85JkX

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