著者
幾石 尚美 塚原 裕 福田 直子 鈴木 絢子 神田 理恵子 川村 良 橋村 尚彦 中村 亜矢子 土子 綾
出版者
日本大学医学会
雑誌
日大医学雑誌 (ISSN:00290424)
巻号頁・発行日
vol.73, no.1, pp.31-35, 2014-02-01 (Released:2015-05-22)
参考文献数
18

本症例は子宮頸部高度異形成の術前診断であったが,年齢と根治性を考え子宮全摘術を行った.病理診断は子宮頸部上皮内がんで切除断端は陰性であった.しかし術後4 か月目に腟断端部に異型細胞を認めた.その原因には術前から長期間認めていたハイリスク型ヒトパピローマウィルス human papillomavirus (HPV) 感染が強く考えられ,術後の定期的なエストリオール錠の腟内投与にて異型細胞が著明に減少した.

言及状況

外部データベース (DOI)

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memo_φ(・_・ 「子宮全摘後も腟断端部より異形成細胞を認め ...」 https://t.co/ZHbXz5FYwn
子宮頸がんで子宮摘出手術をしても、高リスクHPVを完全除去できるわけではない_φ(・_・ 術後 4 か月目腟断端部に異型細胞。51型。 子宮全摘術後も腟断端部より異形成細胞を認めた子宮頸部上皮内がんの一例(2014年) https://t.co/C2cgYWG9tw
②  その上、私の様に、子宮全摘女性にも頸がんは、関係あります!  「子宮断端癌」  https://t.co/plFZWS7FRJ として、 関係ありますから、子宮全摘でも、年に一回は、必ず、がん検診を! https://t.co/1qF1hIiYrt
子宮筋腫の変性による子宮全摘手術から、丸5年。 https://t.co/JPa67pJNhh 子宮全摘後の膣断端離開により小腸脱出をきたした2例 https://t.co/GMu2601fbJ 「子宮頸部上皮内がんの一例」って、 「小腸脱出」「子宮がん」のリスクがある。残る。消えないって事なのかぁ・・・(>_<)

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