著者
石垣 智也 尾川 達也 宮下 敏紀 平田 康介 岸田 和也 知花 朝恒 篠宮 健 市川 雄基 竹村 真樹 松本 大輔
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
pp.11957, (Released:2021-02-10)
参考文献数
24

【目的】在宅環境での2 ステップテストの信頼性と妥当性の検討を行い,歩行自立の基準値を見出すこと。【方法】訪問リハビリテーション利用者を対象とした横断調査のデータベース(10 施設226 名)から,目的別にデータを抽出した(信頼性98 名,妥当性117 名,基準値209 名)。調査項目は基本情報と膝伸展筋力,歩行能力として2 ステップテストによる2 ステップ値や歩行自立度などとした。歩行手段と距離により屋内杖歩行から屋外独歩800 m 以上と12 種の歩行自立条件を設定し,各自立を判別するカットオフ値を検討した。【結果】2 ステップテストの検者内信頼性は良好であり,固定誤差は認めないが比例誤差が示された。2 ステップ値は膝伸展筋力より歩行能力との相関係数が高く,歩行自立条件に応じた段階的なカットオフ値が設定できた。【結論】2 ステップテストは在宅環境でも信頼性と妥当性があり,歩行自立に対する基準値を有する歩行能力評価である。

言及状況

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石垣先生の神論文‼️ 急性期でも(在宅とは違った要因ですが)医学的管理による制約や疾患特性や病期の問題で10m歩行や6MDなど実施困難な場面多いので何か応用できないだろうか…勉強しよ… #豊中士会研修会 在宅環境での歩行能力評価としての2 ステップテスト https://t.co/qKlnM2e6oB
【教育講演で紹介されました】 在宅環境での歩行能力評価としての2 ステップテスト ─信頼性・妥当性の検討および歩行自立に関する基準値の作成─ https://t.co/6Nu0I0tXTi #19SPT
在宅ではスペースの問題から10m歩行やTUGでの評価できない場合が多いため、立ち上がりテストや2ステップテスト等の評価を行っています。特に2ステップは良さそう。論文添付しておきます(^^) https://t.co/dhUaGm5Y9e
石垣先生のこの論文の2STEPテストと歩行機能との関係はめちゃ参考になる。 https://t.co/5QUtOzXZZc FACHSでの近隣屋外歩行自立の2ステップ値は0.68±0.21 2ステップ値は 〈最大2歩幅(cm)/身長(cm)〉で求められるから、 170cmの人が屋外自立するためには115cm程の2歩幅が必要…ということか
今月の理学療法学に転載されていた石垣先生(@tomo_ishi_gaki )のこちらの論文はとても参考になりました! カットオフ値を参考に明後日の訪問で評価してみます。 Instagramのアンケートでは30%しか2ステップテストを存じ上げないそうです。 https://t.co/Jny9YNSsTn https://t.co/jgQmgRr7cg
在宅での歩行評価として2ステップテストの有用性を確認した研究 既に見られた方多いかもですね! 僕は4月から訪問リハ担当になるので在宅で評価できる指標はいいですね。 何より2ステップテストの値から各歩行レベルごとにカットオフを確認している点はとても参考になる。 https://t.co/6ctPIj4R6v
【論文が公開されました】 在宅環境での歩行能力評価としての2 ステップテスト ─信頼性・妥当性の検討および歩行自立に関する基準値の作成─ https://t.co/TjfXUI4H1r 訪問リハでの歩行能力評価についての研究です。 限界点もデータで示しましたので、ぜひ補遺データもご確認ください。

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