著者
高橋 純平 高見 彰淑 若山 佐一
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.27, no.6, pp.731-736, 2012 (Released:2013-01-30)
参考文献数
47
被引用文献数
5 5

〔目的〕文献検索により,脳卒中片麻痺者の歩行自立判定に用いられる方法や,歩行自立との関連する要因を明らかにすることである.〔方法〕データベースから選択された論文から,自立判定に用いられたテストバッテリーと,歩行自立との関連性を分析された指標を抽出した.〔結果〕選択基準に適合した39件が抽出された.自立判定方法はFIMやFAC,医師や理学療法士による判定が多かった.歩行自立との関連要因として,歩行能力,麻痺側下肢機能,加えて,認知障害や注意障害,高次脳機能障害が多く抽出された.しかし,自立判定の基準や関連要因の有意性は一定の見解が得られなかった.〔結語〕脳卒中片麻痺者の歩行自立判定は定性的な判定が多く,包括的な評価バッテリーが必要である.

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脳卒中片麻痺者における歩行の自立判定方法ならびに関連要因について 「脳卒中者の歩行自立判断はどんな評価を用いて判断すればいいの?」 とお困りの方にオススメです! 歩行自立判定に用いる方法や歩行自立に関連する因子について幅広く文献検索されています。 続き⬇️ https://t.co/D3uxQqh5kH
どうやってPTが歩行自立を決めているか。 結局主観が多いらしい。 病院や住んでる地域によって歩行自立度は変わるやろうな。 環境要因が自立度に関わりそうやのに予後予測するのって何の意味があるか分からんくなってきた。 https://t.co/CMUwRiitO7

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