著者
西内 舞 川崎 弘作 雲財 寛 稲田 結美 角屋 重樹
出版者
一般社団法人 日本理科教育学会
雑誌
理科教育学研究 (ISSN:13452614)
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.615-626, 2020-03-30 (Released:2020-04-15)
参考文献数
25

本研究では,学習者の理科学習の動機づけ向上のために「科学的能力」から「理科学習の意義」を認識する学習指導法を考案し,その効果を検証することを目的とした。そして,「科学的能力」について直接教授する学習と,普段の理科の学習の中で科学的能力を身に付けていると学習者自身に意識させる学習の二つからなる学習指導法を考案し,高校1年生を対象に,その効果を検証した。その結果,学習者が「科学的能力」を「理科学習の意義の認識」として認識すると,自律性の高い動機づけのうち「内発的調整」,「同一化・将来」,「同一化・成長」を向上させる指導法として有効であった。

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J-STAGE Articles - 科学的能力から理科学習の意義を認識すると学習者の動機づけは向上するか https://t.co/Ib4zO4PQ0t
【論文】西内他(2020) 理教研/理科学習の意義を「科学的能力」の観点から理解させるために「能力教授型」と「能力明示型」の授業を行い、その効果を検討した実践研究。結果として、自律性の高い動機づけ(内発的・同一化的調整)の多くを高められた。https://t.co/orpaix3ys2 https://t.co/0hYDrpD1Rm

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