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「Z世代と『テレビ』」と題したシンポジウムについての報告論文。斜め読みしたが面白かった。TikTokがテレビ的な位置づけに近いのかもという話や倍速視聴に関する価値観、信頼の多様さなど、なるほどなと思う話が多かった。(保髙・舟越, 2023, 放送研究と調査)https://t.co/ZCJIXEXlII https://t.co/7GY4dU421l
全文すごかったが特に最後のところが印象深い。 "面白い研究ではなく「面白くなければ研究ではない」.佐伯研究室の長男坊である鈴木宏昭ならば必ずこう言い切るはずである." /「信じられないこと」(鈴木, 2023, 認知科学) https://t.co/YWwqH4r5I4 https://t.co/IEMZI0myWa
ICT活用に関する小中高教師の認識に関する研究(学会発表)。文系教員で授業中のワープロ利用を認めるのが47.9%、理系教員で授業中の計算機利用を認めるのが35.2%など。 平山他(2018)テスト場面で子どもたちに求められる「書き」「計算」能力についての調査2 https://t.co/YUZgpGhtRD https://t.co/nO9Ct1AB4q
学会発表だが、こういう研究を発見。 平林・飯野(2021)合理的配慮における子どもと学校の対話プロセスの分析ー読み書き障害のある子どものICT活用に焦点をあててー https://t.co/0QMf1K6M67 https://t.co/2G5WBTeOYM
"本研究の結果は,「温かい/冷たい」に関しては Asch (1946) の結果を再現したが,一方で全体印象 に大きな影響を与えるのは「温かい/冷たい」に限る ものではないという (言われてみれば常識的な) 結果を示している。"(中西・御堂岡, 2022, 感情心理学研究)https://t.co/mREa0UI7Wi https://t.co/6Fw6RJ38Q0
解き直しには学力に対する正の効果があるよという研究。クラウドシステムで収集された高校生40万人以上のデータを分析。記述統計では効果がみられなかったが、異質性を考慮した階層線形モデルでは一貫して正の効果がみられた。(菱山他, 2020, 行動計量学)https://t.co/QMRposeM39 https://t.co/lVQvVOmTQm
高校1年生を対象に、自学自習を支援する「オンライン学習法講座」を実践した。(植阪他, 2022, 教心研)https://t.co/uebck1BpMt
答えが複数ある文章題について、教授者が課題知識(解法と正解)を付与されると教授者主導の指導が望ましいという判断が強まり、学習過程知識(解答例、出現率)を付与されると学習者主導の指導が望ましいという判断が強まる。(金田, 2022, 教心研)https://t.co/ma7oJk6M8I
学習観をはじめとした学習者の信念に関する研究を教科・領域という観点から整理・展望したレビュー論文。認識的信念研究と学業的自己概念研究で想定されている信念の階層構造に注目した。(赤松, 2022, 教心研)https://t.co/aYHMFaGdpy https://t.co/HQIJa56uvm
「学級の目標構造の知覚は児童・生徒にどの程度共有されているか」という問いを、級内相関係数に対するメタ分析で検討。熟達目標構造の知覚が.14、遂行目標構造の知覚が.09。下位側面については、熟達目標構造が.13―.20、遂行目標構造が.05―.14。(岡田・解良, 2022, 教心研)https://t.co/9nT171A27x https://t.co/WuHLf3F29K
勉強する理由に関する哲学的対話は大学生の学習動機づけを向上させる。小学生では日常生活に関する価値のみ向上させる。(三和他, 2022, 教工論)https://t.co/q7mnbJhjdv
教師として成績不振の生徒に助言するシナリオ実験にて、能力の実体理論を信じる人は生徒が努力している場合は科目変更を薦め、していない場合は努力の継続を薦めるが、増大理論を信じる人は努力量に拘らず科目変更を薦めにくい。 【論文】Suzuki & Muramoto (2022) 実社心研 https://t.co/skiUHtqFo2
実際の定期テストの成績に対する原因帰属と解決方略を検討した研究。成功の場合は勉強方略帰属が多く、失敗の場合は努力帰属が多く、相対的にテスト方略の帰属も多い。失敗後の解決では環境調整などの間接方略が多く挙げられやすい。 【論文】中西(2020) 教授学習心研 https://t.co/I1staCGojI
時刻重視と出来事重視の2側面からスケジューリングスタイルを測定する尺度の日本語版を作成し、構成概念妥当性とエンゲージメント、学習時間、成績との関連を示した研究。 【論文】長峯他(2022) 心研 https://t.co/Prj6fGSwlR
中学生に対する短期構造化介入によってテスト不安を低減させることができたよという研究。特に高テスト不安の生徒は大きく不安が減少するほど成績が高い傾向。 【論文】則武・湯澤(2022) 教心研 https://t.co/jxofgLHp2F
小学4年生から中学3年生における教科ごとの利用価値や興味の変化を調査した研究。実践的利用価値は英語が中1で上がるが、他は高学年ほど減少。制度的利用価値は英語が増加、理社は低下する傾向。興味は数学と英語以外低下。相関の変化も検討。 【論文】三和他(2022) 教心研 https://t.co/CboIqTakJr
日本人のBig Five特性の自己高揚/卑下について標準的な尺度を用いて広い年齢層で検討した研究。外向性、開放性、神経症傾向では自己卑下、協調性、勤勉性は自己高揚なし。年齢差もみられず。外山・桜井(2001)の知見の頑健性に疑義。 【論文】小田(2022) パソ研 https://t.co/emFFqebSPF
沖縄に対する認識を沖縄と全国対象の世論調査でテーマごとに調べたよという研究。本土復帰を肯定的に評価している人は沖縄で8割超、全国で9割超。沖縄戦の歴史について「知りたいと思う」人は沖縄で約9割、全国で約8割、など。 【論文】中川・中山(2022) 放送研究と調査 https://t.co/8KIGJoMMOX
二重過程理論におけるシステム2がシステム1を制御できるかについて、歴史的自然実験を例に議論したよという論文。 【論文】山(2022) 認知科学 https://t.co/1gIjIJVham
対象指示コミュニケーション課題を用いて,図形を伝達するための説明とその正答数が共感性とどう関連するかを検討したところ、総じて正答数は低く、共感性の「想像性」の側面のみが正答数と負に関連したよという研究。 【論文】伊藤(2022) 教工論 https://t.co/OjbkU2wNPr
教師と保護者・住民とのチームワーク(に対する生徒の認識)は社会的目標構造を媒介して、内発的動機づけや学校適応に正の影響があるよという研究。 【論文】吉田他(2022) 心研 https://t.co/nyzwVpswDF
対人的好奇心尺度を開発した研究。感情への好奇心、秘密への好奇心、属性への好奇心の3因子解が支持され、α係数も十分な値。5次元好奇心、刺激欲求、共感性、well-being尺度との関連で妥当性を確認。 【論文】西川他(2022) 心研 https://t.co/mPEzjZIE6u
Web調査における不適切回答を検出する複数の基準をもとに潜在ランク分析を行った研究。10ランクモデルが支持され、6ランク以上を除外すると先行研究を再現できるデータが得られた。一方、6ランク以上でも簡易な検知項目は通過される場合も。 【論文】稲垣他(2021) 理論と方法 https://t.co/IqwDJjGasg
「東京オリンピック・パラリンピックに関する世論調査」の結果を報告した論文。大会を『楽しめた』と答えた人は7割を超えたが、コロナ禍での開催について5割以上の人が、開催しながら自粛を求められたことに不満を持った、など。 【論文】斉藤(2022) 放送研究と調査 https://t.co/D1QIJ1c2AV
大学生を対象に理科四分野ごとの素朴概念の形成過程やその克服過程について調査したよという研究。素朴概念は小学生ごろに形成されやすく、分野ごとに様々なソースの影響を受けて形成・克服される。 【論文】山岡他(2022) 理教研 https://t.co/0km6xHJsol
小学校の理科授業において「法則」の構築過程に関する指導を通じて、知的謙虚さの「一般化への慎重さ」の側面を向上させることができたよという研究。 【論文】川崎他(2022) 理教研 https://t.co/FqeD06LTun
理科授業の冒頭に日常場面と関連づけた発展的な問題を提示することで、授業後や1ヶ月後の日常関連型興味が向上し、協同的問題解決を通じてテスト正解率を増加させることができたよという研究。 【論文】田中(2022) 教心研 https://t.co/RCScVfXxrP
新型コロナウイルスに関連する認知には正常化バイアスがみられることや、その認知の一部(感染予防の自覚、自粛の自覚)が2ヶ月後の非自粛行動を予測することなどを示した研究。 【論文】外山・長峯(2022) 教心研 https://t.co/DvXTxOSEAT
完全主義的努力は熱望方略の状況と制御適合して課題の速度を高め、完全主義的懸念は警戒方略の状況と適合して課題の正確さを高めるかについて検討したところ、前者の仮説だけが支持されたよという研究。 【論文】西尾・飯島(2022) パソ研 https://t.co/vGYMKb501F
こういうのもありますね。「一人を楽しもう」みたいなのは、ドラマ『孤独のグルメ』をはじめ、いろんなところにあるよなぁと思います。 吉田 加代子 (2014). 青年期におけるひとりでいられる能力Capacity to be aloneの獲得と内的対象像との関連 https://t.co/r8dl8vlEdL
まぁ、この話題はもう10年ぐらい前から研究されていますし、今に始まったことではないんですけどね。最近の青年が10年前から変化しているのかはわかりませんが。 髙坂 康雅 (2011). "恋人を欲しいと思わない青年"の心理的特徴の検討 https://t.co/LV2y8lnaft https://t.co/SfhOygiG97
『日本教育工学会論文誌』における効果量の記載について。"2016年ごろより効果量について論文内で掲示される比率が増加していたが,海外での掲載比率ほど高まってはおらず,また近年では少し下落している傾向が見られた." とのこと。 【論文】城戸・池田(2022) 教工論 https://t.co/9CIoCpud9t
教職志望大学生の教師像と教育実習に対する認識を分析した研究。教師像は「信用・信頼」「安定」「能力」など5因子、教育実習の認識は「自信」「理解」「準備」「不安」の4因子が抽出。志望度ごとに比較した。 【論文】軽部他(2022) 応心研 https://t.co/CtDq4829zS
大学への内発的な進学動機が高い学生では、知覚された教師の内発的動機づけが、学習者の学習活動に対する期待を介して、学習者の後の内発的動機づけと関連するという動機づけの伝達が起こっていたよという研究。 【論文】寺尾他(2022) 応心研 https://t.co/6MEG943O6M
大学生の成績の規定因を検討した研究。取得単位数は交友関係に正の影響を受けるが、学習姿勢から受ける影響は限定的。履修科目の平均点は交友関係には負の影響を受けるが、意欲的な学習姿勢には正の影響を受ける。 【論文】佐々木他(2022) 日本テスト学会誌 https://t.co/z67ZxMrcir
項目反応理論モデルのパラメタ推定法について、近年の動向を整理したレビュー論文。多因子への対処、サンプルサイズ・項目数を無限大にする新しい漸近的状況の考察、最尤・ベイズとは異なる推定法の提案など。 【論文】山口(2022) 日本テスト学会誌 https://t.co/BTh4FNImCW
ちゃんと途中を読まずにツイートしたのがいけなかったのですが、この研究で新しく日本語版Big Five尺度を「作成した」というよりは、並川他(2012)のBig Five尺度(29項目)の妥当化の過程で3項目の負荷が低かったため削除したというのが正確なところです。https://t.co/Z10x8nBIse
日本人成人の知的好奇心の年齢変化を検討した横断研究。拡散的好奇心は年齢に伴って曲線的に上昇、特殊的好奇心は年齢に伴って直線的に上昇する傾向。拡散的好奇心では男性の方が女性よりも平均値が高い。 【論文】汀・小塩(2020) 発心研 https://t.co/rQXtXZstlI
領域別(学業、進路、自己、対人関係)の援助要請スタイル尺度を開発したよという研究。自律的援助要請は全般的に適応と関連しており、依存的援助要請は対人関係領域で適応と関連していた。 【論文】林・中谷(2020) 発心研 https://t.co/pxjeTdcUii
誤情報持続効果(誤情報を訂正する効果が限定的であること)をもたらす心理プロセスについて概説し、介入のための提言をまとめた論文。 【論文】田中他(2022) 認知科学 https://t.co/hS4pnYMD6J
テレビ番組の出演者のジェンダーバランスを分析した研究。テレビに出ているのは「若い女性と中高年男性」という構図が浮き彫りになり、女性は(特に年齢が上がるほど)男性よりも出演が少ない。 【論文】青木他(2022) 放送研究と調査 https://t.co/QQRHzD5AT2
小学生を対象に課題価値とコストの組み合わせでクラスター分析をしたところ、高動機づけ、低動機づけの他に動機づけ葛藤群(課題価値とコストが両方高い)があり、葛藤群は高動機づけ群よりも学習の持続性が低かったよという研究。 【論文】解良(2022) パソ研 https://t.co/Ad5z4tivek
これとか。相互協調性は個人が好ましいと思っているから起こるのではなくて、文化的に共有されている信念に従っているために起こっているという話。https://t.co/lAhcbeo1cq
数学的リテラシーの予測要因をPISA2012の二次分析で検討したところ、①生徒-教師関係は情動的要因を媒介してリテラシーを正に、②教師サポートは自己効力感を媒介して正に、③自己概念は自己効力感と数学不安を媒介して正に予測した。 【論文】清水(2021) 科教研 https://t.co/GlQuDNOx8q
日本において、労働者の熟達接近/回避目標は有意義な仕事と関連しているよ、という研究。また、ホワイトカラーにおいては遂行接近目標も有意義な仕事と正に、遂行回避目標は負に関連していることも示された。 【論文】市村他(2022) 心研 https://t.co/N0HZJHNyh2
強みを認識することは自殺傾向を直接的に減少させ、この関連はウェルビーイングによって媒介されたが、強みを利用することには自殺傾向を高める効果もみられたよ、という研究。 【論文】伏島他(2022) 心研 https://t.co/BProHCCfyI
中学生のソーシャルスキルのうち、配慮スキルは攻撃性と負の相関を、かかわりスキルは学校満足度や自尊感情と正の相関、抑うつと負の相関を示したよという研究。 【論文】西村他(2022) 心研 https://t.co/3IWABxQYcB
観察・実験に対する興味のうち、ポジティブ感情(興味の強さ)と、思考深化志向(興味の深さ)は、問題解決方略を媒介して、技能に関する知識(学力)に間接的な効果を独立して持っているよという研究。 【論文】畠中他(2021) 科教研 https://t.co/lgjrayjhHI
心理的安全性が批判的議論に及ぼす影響は動機づけ要因によって調整されるかを検討したところ、自己効力感が高い場合と、興味価値が低い場合に心理的安全性が批判的議論に正の影響を及ぼすことが示されたよ、という研究。 【論文】亀山他(2022) 科教研 https://t.co/5Cni6f6tcZ
「東京オリパラ」の開催前、開催直後、開催中の地上波メディアの報道内容を分析し、これらの時期の「新型コロナ」報道がどのような影響を受けていたかを質的に検討した研究。各メディアとも五輪に傾斜していった様子が窺える。 【論文】大竹他(2022) 放送研究と調査 https://t.co/rK8TxIw9Kj
資源配分に関するゼロサム信念が反移民的態度を予測するよ、という研究。集団間状況が競争的であると認識すると、反移民的態度に影響することを示唆している。 【論文】柏原・清水(2022) 社心研 https://t.co/HnaPSAkZL7
現行のシステム正当化が強い女性は弱い女性と比べて生活満足度が高いよという研究。仮説通り、生活満足度は男女で同等か女性がわずかに高かったが、仮説に反して、システム正当化は女性よりも男性で高かった。 【論文】森永他(2022) 社心研 https://t.co/OA6RBQkj10
"コロナ禍のもと、障害者がどのように暮らし、どんな情報を求め、取得をしたのかを探った。あわせて、情報へのアクセシビリティーサービスや番組の受け止め方などについて考察した。" 【論文】山田・河村(2022) 放送研究と調査https://t.co/MR4eTCYr67
"流言・デマを見聞きして、20%の人が家族や他人に「伝えた」。伝えた理由で一番多かったのは「デマかどうかに関係なく、話題として伝えた」で、二番目が「不安な気持ちを共有したかったから」だった。" 【論文】福長(2022) 放送研究と調査 https://t.co/iuD7vt1qNr
福島原発事故に関するドキュメンタリーが扱った内容の分析を行った研究。事故処理、健康被害と死、人間模様の復興、子どもの心、自分事としての語りなどがみられた一方で、自主避難者、教訓といったテーマの描写は少ない。 【論文】七沢(2021) 放送研究と調査 https://t.co/hVDronZKoH
高校生において、部活動に対して自律的な動機づけで取り組んでいる生徒は、勉強に対しても自律的な動機づけで取り組んでおり、それらが基本的心理欲求の充足につながっているという研究。 【論文】川中・鈴木(2022) 教工論 https://t.co/PSicqOOPN4
ブロック練習と交互練習の単独効果/複合効果について検討したところ、交互練習が多いほど学習効果が高いという関連がみられたよという研究。確信度判断については部分的に仮説が支持された(定着度が高いほど確信度も高い)。 【論文】尾之上・井口 (2020) 教心研 https://t.co/iK5snRcGuZ
習得回避目標条件において、課題で誤答した直後には反応時間の遅れが生じるよという研究。 【論文】徳岡・解良(2022) パソ研 https://t.co/Jv2re1eGg0
失敗観尺度(西村他, 2017)を用いて日本の中学生の失敗観をクラスター分析したところ、「高恐怖群」「失敗親和群」「平均群」「無関心群」の4つが得られ、前2つで学業成果ではなく社会的成果に差がみられたよという研究。 【論文】Akamatsu & Goto (2021) IJTE https://t.co/AuBaVgMxUg
同期型オンライン学習環境において、教師の自律性支援の認知は自己評価での達成度と正の関連があり、この関連を内発的動機づけが媒介するよという研究。自律性支援の認知はメタ認知とも関連したが、メタ認知の媒介効果はなかった。 【論文】Okada (2021) ITEL https://t.co/r7ugiNZ1EA
一方、現代は「恋人を欲しいと思わない青年」が一定の割合いるということは指摘されている(e.g. 髙坂, 2011)。誰もが恋愛関係を求めるみたいな「神話」はもう終わりだと思うし、恋愛関係ではない異性の交友関係だってもっと描かれてもいいのになと思う。https://t.co/LV2y8lnaft
制御適合とエンゲージメントの関連を検討した質問紙研究。促進焦点の高い個人は自己効力感高揚方略を用いる場合に感情的・行動的エンゲージメントが高いことが示された。 【論文】湯他(2021) 心研 https://t.co/DImxBG6oYH
学生の目標志向性を4タイプに分類(低目標、遂行回避目標高、学習目標高、高目標)し、それぞれのタイプの学習観や学習行動の特徴を検討した研究。低目標や遂行回避目標高は受動的な、学習目標高は自律的な、高目標は多様な学習観を持つ。 【論文】横山・三輪(2021) 認知科学 https://t.co/22UJe5T3JK
オンライン授業への評価と、学習方略・自己効力感・持続性・積極的関与の関連を検討した研究。自己効力感が総じて正の関連。動機づけ調整方略も課題に対する努力に正の関連。一方で、積極的関与、情動調整方略、協同方略は負の関連も。 【論文】松島・尾崎(2021) 教工論 https://t.co/IlbA7rzDqI https://t.co/KhN2xf4OMP
教師の自律性支援の程度に対する生徒の認知を測定する「学習風土尺度」の日本語版(LCQ-J)を作成した研究。LCQ-Jは自律的な動機づけ、自己効力感、基本的心理欲求の充足と正の関連、学習不安と負の関連がみられた。 【論文】青島・鈴木(2021) 教工論 https://t.co/VusZza8Ymb
協同作業認識の年代変化について、時間横断的メタ分析を行ったところ「協同効用」が高く推移している一方で「個人志向」が上昇傾向にあったよという研究。 【論文】児玉(2021) 教工論 https://t.co/3nyq6bJOaK https://t.co/LNtflIny2M
防止焦点が(相対的に)優位な人は、チームメイトとの関係の中で義務自己が顕在化しやすく、チームの中での規範的コミットメントや集団的な動機づけが高まりやすいという研究。 【論文メモ】長峯・外山(2021) 教心研 https://t.co/Z4upp7Gdcv https://t.co/Tnw2olFMgI
仮想的有能感が高い(≒ 他者軽視の傾向がある)生徒は、教師への学業的援助要請を行いやすいという研究。自律的援助要請は、拒絶への感受性が低い場合と孤独感が高い場合に行われやすい。 【論文メモ】安達(2020) 教心研 https://t.co/MR5KvIK4gB https://t.co/3T16A1eu4c
教師の「子ども志向」の学習動機が、子ども(小学生)への自律性支援を介して、子どもの自律的な動機づけ(内的調整)の高さと関連するという研究。教師の「熟達志向」と子どもの「取り入れ的調整」の間には負の関連もみられた。 【論文メモ】三和・外山(2021) 教心研 https://t.co/ifSInyNl3e https://t.co/QMZgWhyRxH
概念変化の推論には、直観的判断のみを出発点とし、仮説的判断との比較検討を十分に行わずに確証的に推論する「自己完結的推論」があり、それが変化を妨げるという研究。仮説的判断を推論の俎上にのせるような指導の工夫が有効。 【論文メモ】佐藤・工藤(2021) 教心研 https://t.co/8b8oOP83Yq
この論文に触れていなかったのは良くなかった。歴史的経緯などが記されていて、男女別の定員制がむしろ「ポジティブ・アクション」のような役割を果たしてきたらしい。やはり差別という見方はどこか短絡的に思えるなぁ… /都立高等学校における男女別入学定員の変遷 https://t.co/gww31JEVia
「教える」という学習が効果的である背景にあると考えられてきたプロセスを5つに整理し、その区分に沿って実証研究を整理した展望論文。教授による学習は「教授準備」も含めた過程として理解した方が良いとも指摘。非常に勉強になった。 【論文】小林(2020) 教育心理学研究 https://t.co/lAOMPscDja https://t.co/taQ7tFnqx8
貧困や失業による非家族ネットワークの喪失は男性のみにおいてみられ、女性ではみられない一方、結婚によるネットワーク喪失は男女ともにみられるという研究。 (なお、非家族ネットワークは家族以外の相談相手の有無で定義されている) 【論文】永吉(2017) 理論と方法 https://t.co/Evn86tqU00 https://t.co/BhagJXb4ci
もう少し考えると「興味の深さ」に関係する研究(e.g., 田中・市川, 2017)もこのあたりの「楽しい」に関する議論と重なりますかね。齋藤他(2020)も似たような点を指摘していますが、理科全体へのポジティブ感情の質問からは、浅い興味か深い興味かは分からないわけです。https://t.co/jXkSwfbPm7 https://t.co/UoaxivR0FZ
あとは、TIMSSにそこまで求めるわけにはいかないものの、「楽しい」という回答が必ずしも良いかというのは検討の余地があるかなとは思っていて、例えば伊田(2014)や速水(2019)が検討している「擬似内発的動機づけ」という概念は一つの示唆を与えてくれますかね。https://t.co/JOC1vnSeDs
Joiner らの「自殺の対人関係理論」に関係して、負担感の知覚・所属感の減弱を測定する尺度(INQ)と、自殺潜在能力を測定する尺度(ACSS)の日本語版を開発。 短縮版の検討も同時に行い、INQ-15, 10 と ACSS-5, FAD の使用を推奨。 【論文】相羽他 (2019) 心理学研究 https://t.co/PKqwilw5d2 https://t.co/gWjUA5ch2c
自己決定理論(有機的統合理論)に基づいて登校への動機づけを測定する尺度を開発した研究。 小中学生が対象。4因子12項目。小中学生のいずれでも自律的動機づけが他律的動機づけよりも高いが、小学生の方がより高い傾向。 【論文】五十嵐・茅野 (2018) 学校心理学研究 https://t.co/orDwWVuskm https://t.co/8zt94S2KOw
生活保護受給者に対する偏見につながる心理特性を検討した研究。 国家主義が高いほど、また視点取得が低いほど、生活保護受給者への偏見が強いという結果が得られた。なお、自尊感情との関連は有意でなかった。 【論文】吉住 (2019) https://t.co/ZU9dtFTT2F https://t.co/hGxTWkeLMW
うつ病の「楽観的認知バイアス」を検討した研究。 うつ症状を友人が示す時、自分の場合より症状を深刻に捉え、相談や受診(援助要請)の重要性を高く認識し、実際に勧めようとする。重症度が高いほど受診(専門家への援助要請)のバイアスが大きい。 【論文】梅垣・木村(2012)https://t.co/sqEWOLuNk8
小中学生の「完全主義」を測定する尺度を開発した研究。 適応的な側面である「完璧志向」と不適応的な側面である「完璧さへの懸念」の2因子。「してしまう」「できない」という表現を使用して制御困難性を反映。完璧志向は、中学生<小学生。 【論文】橋口(2018)https://t.co/51dNCIxUC7 https://t.co/3hGMs5o8Bo
教育心理学年報の栗田さんの論文がかなり面白かった。「心理学はインクルーシブ教育には関与しないどころか、むしろ特別支援教育を増強するものとしてインクルージョンの過程を侵害してさえいる」という指摘は重い。 排除しないインクルーシブ教育に向けた教育心理学の課題 https://t.co/MvBthCK7Gh
うつ病者へのファーストエイドの実態調査(大学生)。 典型事例を適切にうつ病と判断できる人は少なく、自らの安全を確保しながらバランスよく対処できる人も少ない。相手の「話を聴く」人や「相談にのる」人は多いが、「専門家につなげる」人は少ない。 【論文】河合(2019)https://t.co/3jrRuk1bSW https://t.co/cJiiY71l0v
発言・発表状況での社交不安に対して、完全主義の各側面、否定的評価への恐れ(FNE)、肯定的評価への恐れ(FPE)が与える影響を検討。 完全主義のネガティヴな側面(CM、D)がFNEやFPEを部分的に介して社交不安につながる。 【論文】吉澤(2018)https://t.co/RIe0W2eQLW https://t.co/58CfUgB7Ve
【論文】三和・解良(2020) パソ研 特定の科目(教育心理学)の「有用性思考方略」の使用が、その科目・近い内容の科目・遠い内容の科目の「利用価値」認知とどのように関連するか検討。有用性思考方略はその科目および近い科目と正の相関がみられ、遠い科目とは関連しない。https://t.co/YngtCgvMXv https://t.co/j54POjswTg
【論文】四辻・水野(2020) 教カ研/小学生のいじめ観を「いじめ一定理解」「いじめ鋭敏感覚」「いじめ解決可能」の3因子からとらえる尺度の作成。天井効果・床効果で多くの項目が除外され、α係数も低いが、試みとしてはおもしろい尺度。「いじめ一定理解」が重要な印象。https://t.co/KuryMBjGoo https://t.co/YHjLxQolIf
【論文】原田他(2020) パソ研/小中学生を対象に「自己像の不安定性」と「いじめ加害/被害経験」の関係を縦断調査で検討。中学生では(有意傾向のパスを含むが)「自己像の不安定性→いじめ被害→いじめ加害」という関連がみられた。被害者が加害者化するのを止めたいきもち。https://t.co/MBSgntYmsp https://t.co/0xwy5GkDEZ
【論文】矢澤他(2020) 社心研/クリティカルシンキング能力は「共感の正確さ」に有意な正の影響を持つ。クリティカルシンキング志向性は「共感の正確さ」にあまり影響せず、体系的思考(CRT)の影響も有意でない。つまり、"クリシンできる人"は人間関係も上手くいきやすい。https://t.co/Soe12lWE04 https://t.co/RCOXukXU6w
【論文】石原・泰山(2020) 教工論/レポート課題に対するフィードバックと学習者の振り返りが認知欲求を高めるという実践研究。振り返りは具体的な内容であることが必要。認知欲求が高い人が振り返りも具体的に書くという関係も。全般的な認知欲求を高めるというのがミソかな。https://t.co/ZYtxtKYaZr
『科学教育研究』の最新号の巻頭言。「社会に効果的に適応」という言葉が引っかかる。科学教育の目的はそれでいいのかが疑問。例えば「社会を変えられる人物の育成」という志向性も必要だと思う。/「社会に効果的に適応できる資質・能力の育成と評価」に求められる教育改革 https://t.co/f8IRXcQIAU
【論文】古賀他(2020) パソ研/アンヘドニア傾向はゲーム依存傾向と正の関連がみられる。また、行動活性化はアンヘドニア傾向の低下を媒介してゲーム依存を減らす可能性が示され、行動活性化療法に関する示唆が得られた研究。https://t.co/hpiapDIdQU
【論文】小山(2010) 教工論/英文速読訓練によって英語リスニングスコアを向上させられることを確認した研究。(事前の)ディクテーション能力が高い学習者でも低い学習者でも効果はみられるが、ディクテーション能力が高い学習者において特にリスニング力の向上がみられた。https://t.co/7hVMN46ho9
【論文】小山(2009) 教工論/週1回10分程度の英文速読訓練によって英語の「継次処理能力」が高まり、英文を読むスピードに加えてリスニング力も向上させることができるという可能性が示唆。ディクテーション訓練ではリスニング力の有意な向上は見られなかった。https://t.co/9OYlTlKnRW
【論文】三浦(2014) 環社研/「風評被害」という概念の3つの定義に触れ、その歴史的な起源などの分析を通じ、その解釈が科学的というよりも政治的であると論じた論文。”放射線安全論”との親和性や名づけによる”免責”性、社会で起こった様々な倒錯についても言及している。https://t.co/VhrZR9J8Jb
(メモ)隠岐他(2020) 研究環境における多様性のためのアンケート調査報告 : 障害・ジェンダー・セクシュアリティと若手研究者/”本調査は,研究環境におけるダイバーシティを実現するにあたって,取り組みが必要となる困難や問題の「事例」を集めるためのものである” https://t.co/0e3pSwmVX4
【論文メモ】黒木(2020) 基心研/ウェブ実験に関する解説論文。あまり手をつけてない分野なので知らないことが多かった。予想以上に妥当性が保証されている印象を受けたが、プライミング系は微妙っぽい。また、IMCなどでSatisficeの問題を解決する必要は大きいと思われる。https://t.co/E23zJkV4Dr
【論文メモ】向井・松木(2020) 感心研/犯罪者に対する怒りと犯罪不安は厳罰傾向に影響を与える。犯罪不安と厳罰傾向の関連は水準ごとで異なる。被害者・犯罪者への共感から厳罰傾向への有意な影響はみられなかったが、怒りを介したプロセスや影響の打ち消し合いの可能性。https://t.co/s9Cc9Zjwn4
【論文メモ】上野他(2020) 感心研/HSP者は人生に対する満足度や自尊感情といった「主観的幸福感」の関連変数が低いという研究。感覚処理感受性(SPS)の下位側面ごとにみると、その心理的な機能は多様であり、下位側面に注目してHSPを捉えていく重要性が示唆。https://t.co/cXSf41xhzl
【論文メモ】岸本(2020) リスク研究学会誌/レター論文。COVID-19のリスク対応をテーマにリスクへの対応はどうあるべきかについて考察。主に「見えない(起こっていない)リスクをどうみるか」「見えた(起こっている)リスクをどう扱うか」という二面からの議論。勉強になった。https://t.co/y24QCs8WCq
【論文メモ】金澤他(2020) リスク研究学会誌/6つの側面からリスクリテラシーを測定する尺度を作成した研究。構成概念妥当性の検討などはあまり行われていない模様。項目は「トレードオフ」のことや「ゼロリスク」のことなどかなり幅広く取り入れられている印象。24項目。https://t.co/ax85KrPLxl
【論文】菱山・岡田(2019) テスト学会誌/PISA2015のデータをもとに「探究型教授法」を受けた程度が理科の到達度に与える因果効果を検討。4レベルに分けて分析したところ、レベル2で最大の正の効果、レベル4では負の因果効果がみられた。過度に探究型教授法を使うのは逆効果。https://t.co/HeM4WkQ6Ql https://t.co/gLJhxwvduv

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