著者
谷口 諒
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
組織科学 (ISSN:02869713)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.66-81, 2017-06-20 (Released:2018-01-15)
参考文献数
60

本稿の目的は,組織論的視点から我が国の政策に係る問題を考察することにある.日本の重点政策下では,当該政策と本来関連の薄い政府事業が予算を獲得しており,予算を通じた「選択と集中」が必ずしも達成されているわけではない.こうした問題は,「便乗予算」として指摘されている.本稿では,シンボリック・マネジメントの分析枠組みを用いることで,重点政策下で便乗予算という組織病理現象が生じるメカニズムを考察する.

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日本では今年6月「バイオ戦略2019」を策定。しかし、03年の「バイオマス ニッポン総合戦略」の8兆円を投じ殆ど成果なしという失敗から、手垢感は否めない。 「シンボルを用いた資源獲得の成功による資源配分の失敗:「バイオマス ニッポン総合戦略」の事例」 https://t.co/FzoUOmXDkj
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