著者
喜多 一
巻号頁・発行日
pp.1-200, 2020-02-13

Version 2020/02/13
著者
下村 賢人 高島 健太郎 西本 一志
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. GN, グループウェアとネットワークサービス (ISSN:21888744)
巻号頁・発行日
vol.2020-GN-110, no.9, pp.1-7, 2020-03-09

既存の観念にとらわれない発想を行う目的で,飲酒の機会を活用しようとする事例が見られる.これまでにも飲酒に関する○○についての研究は行われているが,飲酒時に創出されるアイデアの活用に関してはほとんど検討されてこなかった.本研究では,飲酒者が創出したアイデアを非飲酒者が参照することによって,より良いアイデアを創出できるという仮説を立て,その検証を実施した.実験の結果,非飲酒者のアイデアを参照したときと比較して,飲酒者のアイデアを参照した場合,より多くのアイデアを創出し,実現可能性はやや低いものの独自性が有意に高いアイデアを創出できるようになることを確認した. : There have been some attempts where opportunities of drinking alcoholic beverages are utilized to create novel ideas. However, measures to utilize and to brush up ideas created while drinking alcoholic beverages have not been sufficiently investigated. We hypothesized that it becomes able to create better ideas by referring to ideas created by people who have drunk some alcoholic beverages (i.e., drinkers). Based on this idea, we propose a novel divergent thinking method named “Designated-driver method,” in which non-drinkers create ideas referring to drinkers' ideas. We conducted experiments to evaluate usefulness of this method. As a result, comparing to cases where ideas created by non-drinkers are referred to, it was confirmed that it became able to create more ideas by referring to ideas created by drinkers, and that originality of the created ideas became significantly higher, although their feasibility is slightly lower.
著者
近藤 雅樹 Masaki Kondo
出版者
国立民族学博物館
雑誌
国立民族学博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Ethnology (ISSN:0385180X)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.395-407, 2012-02-27

火葬後,近親者が集まり,遺骨を粉にして服用する。あるいはこれに類する行為をおこなう。そのような習俗が日本のいくつかの地域で近年までおこなわれていた。公然とではないが点在していた。 この原稿では,何人かのインフォーマントから聞いた話と,近年の報告を紹介する。そして,こうした習俗が行われていた理由について考えてみる。 主要な事例報告対象とした地域は,以下のとおりである。 兵庫県淡路島南部,愛媛県越智郡大島,愛知県三河地方西部,新潟県糸魚川市。 近親者による食屍は,アブノーマルなことに思われる。しかし,長寿を全うした者,崇敬を集めていた人物が被食対象となっていることからは,死者の卓越した生命力や能力にあやかろうとする素朴な思いが反映していることを認めることができる。最愛の妻などの遺骨をかむことに対しても,哀惜の感情が表明されている。これらの行為は,素朴な人間感情の表出であると考えてよい。
著者
園田 翔
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
pp.11-214, 2016

早大学位記番号:新7508
著者
森口 尚史
出版者
東京大学先端科学技術研究センター
巻号頁・発行日
2007-09-13

報告番号: 乙16833 ; 学位授与年月日: 2007-09-13 ; 学位の種別: 論文博士 ; 学位の種類: 博士(学術) ; 学位記番号: 第16833号 ; 研究科・専攻: 工学系研究科先端学際工学専攻
著者
笠原 禎也
出版者
金沢大学地域連携推進センター
雑誌
金沢大学サテライトプラザミニ講演記録
巻号頁・発行日
vol.9, no.8, 2008-11-01

2007年9月,宇宙科学研究機構(JAXA)は,アポロ計画以来最大規模の月探査衛星「かぐや」を打ち上げた。本講演では,同計画に共同プロジェクト研究員として参画し,月周辺電波計測装置(WFC)の開発を担当した総合メディア基盤センター准教授・笠原が,約10年の歳月をかけた衛星・観測機器開発から月探査実現までの道のりと,「かぐや」がとらえた「月」と「宇宙」の姿を紹介する。
著者
清水 和人
出版者
東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻
巻号頁・発行日
2013-03-25

報告番号: ; 学位授与日: 2013-03-25 ; 学位の種別: 修士 ; 学位の種類: 修士(情報理工学) ; 学位記番号: ; 研究科・専攻: 情報理工学系研究科・電子情報学専攻
著者
重村 克巳 結縁 敬治 片岡 頌雄 岩本 孝弘
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.229-230, 2002-04

60歳男.数ヵ月前より頻尿,排尿困難を認めた.胸部,腹部に異常を認めず,直腸診で前立腺肥大を認めた.膀胱造影検査では前立腺の膀胱への軽度突出を認める以外に,膀胱内に異常な陰影欠損を認めた.膀胱異物の可能性を疑い,膀胱鏡検査を施行し,膀胱内に白色浮遊異物を認めた.膀胱内の異物がガムと判明したため鉗子で除去を試みたが摘出が困難であった.冷蔵庫で凍らせた生食水を混ぜて,氷水を作り,環流液として膀胱内に注入したところ,膀胱内のガムが固化し,鉗子で摘出することができた