著者
斉藤 孝明 鈴木 賢次郎
出版者
日本図学会
雑誌
図学研究 (ISSN:03875512)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.1-4, 2000

切断面実形視テストの誤答原因を立体視化等により奥行き感を調節する方法を用いて探る試みが行われている。本調査では先に報告した実写映像版MCTと同様の視差を持つ線画版立体視MCTを開発し、その結果を実写映像版や透視図版の結果と比較した。主な結果を以下に示す。平均得点は透視図版と変わらず、実写版よりも低い。問題毎の正解率は、透視図版に比べて一部の問題で増加しているが、一部の問題では減少しており、相殺されて平均得点に差が現れなかったものと思われる。実写版の平均得点が線画版よりも高いのは実写版に固有の「面の陰影」によるものと考えられる。線画版・実写版いずれの場合でも全解答時間および問題毎解答時間に差は認められなかった。
著者
正司 裕隆 服部 優宏 三野 和宏 今 裕史 小池 雅彦 赤坂 嘉宣
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.73, no.7, pp.1700-1704, 2012 (Released:2013-01-25)
参考文献数
21
被引用文献数
1

症例1は53歳男性で糖尿病性腎症のため血液透析施行中であった.夕食後より腹痛を認め,症状が増悪したため翌日未明に搬送となった.CTで門脈ガスを認め腸管壊死を疑い緊急手術を施行した.分節状の腸管壊死を認めたため小腸切除を行った.病理で血栓塞栓を認めず,nonocclusive mesenteric ischemia(NOMI)と診断した.症例2は58歳男性で慢性腎不全のため血液透析施行中であった.閉塞性動脈硬化症のため心臓血管外科に入院していたが,夜間より腹痛が出現しその後増悪したため当科紹介となった.CTで上腸間膜静脈分枝内ガスと腸管壁気腫像を認め腸管壊死を疑い緊急手術を施行した.分節状の腸管壊死を認め,小腸切除を行った.病理で血栓塞栓を認めず,NOMIと診断した.血液透析患者はNOMIの発症リスクが高く,腹痛を主訴とする透析患者の診察にはNOMIの可能性を考慮し慎重な対応が必要である.
著者
木田 和利 三松 謙司 吹野 信忠 川崎 篤史 久保井 洋一 加納 久雄 大井田 尚継
出版者
日本外科系連合学会
雑誌
日本外科系連合学会誌 (ISSN:03857883)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.229-233, 2010 (Released:2011-04-25)
参考文献数
15
被引用文献数
2 1

症例は73歳,男性.6カ月前より糖尿病性腎症による慢性腎不全のために血液透析が導入されていた.入院7日前より腹痛,発熱を認めていた.症状が改善しないために救急搬送された.初診時,38°Cの高熱を認め,腹部所見では腹部全体に圧痛と筋性防御を認めた.腹部CT検査では,肝表面に腹水とfree airを認めた.消化管穿孔による汎発性腹膜炎の診断で,同日緊急手術を施行した.術中所見では,腹腔内は膿性腹水と腸内容を認め,上行結腸が約20cmにわたり完全壊死し,穿孔していた.また,Treitz靭帯から肛門側約90cmの回腸の漿膜が約10cm分節的に黒変し,血流障害が認められた.上腸間膜動脈,右結腸動脈,回腸動脈の拍動は触知されたため,非閉塞性腸間膜虚血症(NOMI)と診断し,右半結腸切除,回腸部分切除術を施行した.血液透析患者では,腸管虚血性疾患の発症リスクが高いため,腹痛を主訴とする患者の診断と対応には十分注意する必要がある.
著者
西山 太吉
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1636, pp.52-55, 2012-04-09

今年、国際政治を舞台にしたTBSドラマ「運命の人」が話題になった。原作は山崎豊子氏。敏腕記者が日米の沖縄返還交渉での密約情報を、外務省の女性事務官から入手するところからドラマが始まる。野党議員に機密文書を託すが、そのネタ元が突き止められてしまう。当初、マスコミ各社は記者を擁護するが、女性事務官と関係があったと追及され、非難の嵐に巻き込まれる。
著者
芦刈 政治
出版者
大分県地方史研究会
雑誌
大分県地方史 (ISSN:02876809)
巻号頁・発行日
no.9, 1956-09

p.13に翁早子氏執筆の記事掲載
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.853, pp.171-175, 2003-08-04

1997年9月。伊那の里でADSLの接続実験が成功裏に終わりつつあるころ,米国ニュージャージー州で100人を優に超える技術者を前に,集中砲火にさらされる男がいた。NECの岡戸寛。上司の小山徹らに託された技術仕様を引っ提げて,通信方式の標準化の場に単身乗り込んだ。練りに練ったアイデアに自信を持って臨んだ発表は,予想を超えた非難の嵐に終わった。甘かった。

1 1 1 0 OA 群書一覧 : 6巻

著者
尾崎雅嘉 [著]
巻号頁・発行日
vol.[5], 1800
著者
土場 学
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.221-230, 2007-09-30 (Released:2010-04-01)
参考文献数
20
被引用文献数
1
著者
済賀 宣昭
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.18-32, 1998-12-31 (Released:2018-01-19)

今日の情報化の流れは,1)メインフレーム中心時代,2)パソコン中心時代,3)ネットワーク中心時代,4)コンテンツ中心時代の4つの流れに区分できる。それぞれの時代には,情報産業における産業構造の変化,パラダイム変化を背景にシステム形態の変化が連動し,情報化社会は現在進行中のネットワークの時代から,コンテンツの時代へと移行しつつある。これは見方を変えれば,ハードからソフトヘ,ソフトからネットワークインフラヘ,ネットワークインフラからエンドユーザヘとその主導的位置を移しているとも捉らえられる。来るべきコンテンツの時代に図書館の果たすべき役割も大きい。
著者
アシット ケイ マックヘルジー ビーラッパ ラビチャンドラン サナット ケイ バッタチャリア サンジット ケイ ロイ サビール アーメド スリダー サクール ハビブラ エヌ サイエド
出版者
学校法人 産業医科大学
雑誌
産業医大誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.253-268, 2008

この研究はインドにおける主要な予焼タイプのアルミニウム製錬工場における労働・環境評価と労働者への曝露についての報告である. 主要な精錬工場現場, すなわち, 溶解炉室, 炭素室, 突合せ場, ロッド精造場, 電解浴準備室, 溶湯室の内部および附近での健康障害のレベルが測定された. 一般的な麈埃は高度から非常に高度であった. 3つのもっとも麈埃の多い領域での空気中の吸入麈埃の平均レベル(PM<sub>10</sub>)は, 炭素室では24.07mg/m&sup3;, 電解浴準備室では27.57mg/m&sup3;, ロッド製造場では4.44mg/m&sup3;であった. 粒子の40-60%は5μm以下の大きさであった。溶解炉室の空気では, 0.5-2.82%の固型弗化物が0.4-4.7μmの大きさの分画に存在した. 当然のこととして, 麈埃全体の曝露は, これらの過程で非常に高かった. NO<sub>x</sub>, SO<sub>2</sub>, 弗化物(ガス状と固型)のバックグランドのレベルは, インドで定められた基準値以下であった. ガス状と固型の弗化物(それぞれ3.85, 6.53mg/m&sup3;)の高度の曝露がロッド精造場の労働者で見られた. 多環芳香族炭化水素(PHAs)のレベルは炭素室で高いと思われた. 熱ストレスの測定は冬季に行われたので基準値以下であった.
著者
祐乗坊 由利ジョディー Hsu Jesse Chaikul Rasami Leichsenring Andrew
出版者
[The Center for English as Lingua Franca, Tamagawa University]
雑誌
The Center for ELF journal (ISSN:21890463)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.80-86, 2017-04

There has been a wellspring of interest in recent years in the quality and characterof learning spaces and their overall impact on teaching and learning processes. Asthe trend of academic institutions, from primary to tertiary, introducing new learningenvironments that blend innovation, technology, and flexibility continues, researchthat evaluates and enhances their post-occupancy use becomes increasingly critical.This article provides a brief overview of the newly constructed learning spaces at theELF Study Hall and describes their influence on language teaching and learning basedon surveys administered to 1610 students and 29 teachers and personal observationof the spaces. There appears to be a significant link between student satisfaction withthe learning spaces, especially with various attributes of the new facilities, and aperceived impact on language learning. This preliminary report is meant to guidefuture investigation on how new learning spaces influence pedagogical choices andlearner experience in an ELF-informed language program setting.