著者
礎 良輔 鷲崎 弘宜
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.7, pp.642-644, 2018-06-15

SIGCSEは,米国で開催される最大規模のACM主催会議The SIGCSE Technical Symposium on Computer Science Educationを指し,コンピュータサイエンス教育における最難関のトップカンファレンスである.世界の研究者や実務家は,トップカンファレンスを目標として計画的に研究・実践し,投稿し,採否によらず参加し,議論し,影響を与え,ネットワークを広げる,ということを50年間積み重ねてきている.日本もそれに倣うべきである.本稿では49回目の開催にあたるSIGCSE 2018の様子を報告するとともに,トップカンファレンスの重要性を述べる.
著者
梶原 良則
出版者
福岡大学
雑誌
福岡大學人文論叢 (ISSN:02852764)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.1499-1527, 2003-12
著者
宿岡 愛 大江 秋津
出版者
一般社団法人 経営情報学会
巻号頁・発行日
pp.242-245, 2018 (Released:2018-05-31)

江戸時代の藩校は、教育機関の枠を超えて財政再建等のイノベーションを期待された。これを支えるものに、藩校が教える学問の所属学派で形成された外部知識ネットワークがある。本研究は、藩を出て学問や武芸を学ぶ遊学や藩主交代が、藩の地理的要因により、外部知識ネットワークを通じた効率的な知識獲得方法に与える影響が異なることを実証する。分析では、1736年から1835年の10期のパネルデータを用いて、統計分析と空間特性を考慮できる地理空間加重回帰分析の双方を行った。その結果、地理的要因により外部知識ネットワークにおける知識を効率的に獲得可能なポジショニングに正負の影響を与え、時代により変化することも実証した。
著者
Yasuaki Tanaka Atsushi Takahashi Takamitsu Takagi Jun Nakajima Katsumasa Takagi Hiroyuki Hikita Masahiko Goya Kenzo Hirao
出版者
The Japanese Circulation Society
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
pp.CJ-17-1352, (Released:2018-06-07)
参考文献数
27

Background:The aim of this study was to categorize the conduction patterns between the right atrium (RA) and the superior vena cava (SVC), and to determine the ideal procedure for SVC isolation using a novel high-resolution mapping system.Methods and Results:RA-SVC conduction was evaluated using the RHYTHMIA system in 113 patients (age 62.8±11.5 years, paroxysmal: 67) with atrial fibrillation (AF) after pulmonary vein (PV) isolation. In 56 patients, a line of conduction block was found to run obliquely just above the sinus node (Block group). The remaining 57 patients did not have block (Non-block group). Non-PV foci were spontaneous or provoked with isoproterenol after electrical cardioversion of pacing-induced AF. In 43 patients with SVC foci (Block group: 22, Non-Block group: 21), SVC was isolated by radiofrequency applications delivered along the line connecting the open ends of the block line (Block group) or by conventional methods (Non-block group). The Block group required fewer radiofrequency deliveries for SVC isolation than the Non-Block group (4.2±0.9 vs. 10.2±2.8 times; P<0.0001). The isolated SVC area was larger in the Block group (15.7±3.7 vs. 10.5±3.1 cm2; P<0.0001).Conclusions:We found that approximately half of patients with AF had a diagonal line of block at the RA-SVC junction that could be utilized to isolate the SVC with fewer radiofrequency deliveries.
著者
岡﨑 龍史 太神 和廣 横尾 誠 香﨑 正宙
出版者
学校法人 産業医科大学
雑誌
Journal of UOEH (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.277-290, 2017-12-01 (Released:2017-12-16)
参考文献数
20

2011年および2013年に行った福島第一原子力発電所事故の健康影響へのアンケート調査では健康影響への不安は,患児の保護者と放射線知識の高い医師や医学生とでは,患児の保護者の方がより強いことが確かめられた.福島県民健康調査事業で甲状腺検査によって,甲状腺がんが190名報告され,放射線影響の可能性に対する福島県民の不安は残っている.今回,事故後6年を経過後の放射線教育の受講状況や不安に対する調査を行うとともに,福島県内の患児の保護者に対して,放射線影響と福島県民健康調査事業での甲状腺検査についてアンケート調査を行った.全質問20項目の無記名自記式アンケートを福島県小児科医会各医療機関へ郵送し,受診した小児・青少年の保護者,および医療機関関係者から回答を得た.505部回収され,回収率は26.7%であった.患児の保護者では,「放射線教育を受けたことがない」が30%,「人体の影響についての教育を詳しく受けていない」が67%であった.患児の保護者では,「甲状腺がん」,「子どもへの健康影響」,「将来生まれてくる子や孫への遺伝的な影響」の項目に対し,医療従事者に比べ不安が高い傾向にあった.現状での甲状腺がんの発症は,原発事故による放射線影響と考え,甲状腺検査の継続を望む者が多いことが判明した.
著者
青木 稔弥 青田 寿美 神林 尚子 北村 啓子 木戸 雄一 ロバート キャンベル 小林 実 佐々木 亨 佐藤 至子 高木 元 高橋(山下) 則子 谷川 惠一 中丸 宣明 福井 辰彦 間城 美砂 柳 宗利 山田 俊治 山本 和明
出版者
国文学研究資料館
雑誌
国文学研究資料館 2006年度秋季特別展 仮名垣魯文百覧会展示目録
巻号頁・発行日
pp.1-49, 2006-11-01

平成18年10月17日~11月2日に開催した国文学研究資料館2006年度秋季特別展「仮名垣魯文(ROBUN)百覧会」の展示目録。仮名垣魯文を中心とする、幕末・明治開化期文学に照明を当てたもので、当館が平成10年(1998)に近代部門を設けて以来初めての、関連分野の蒐書展示となる。〈仮名垣魯文(ROBUN)の肖像〉〈江戸の残照〉〈開化の寵児〉〈報道する戯作者〉〈魯文の交友圏〉〈毎日新聞社新屋文庫蔵 魯文関連資料の紹介〉〈その他〉のテーマごとに、7ブロック・13セクションに分けて資料を展示。魯文が生きた波乱と変動の時代を背景に読み込みながら、魯文と同時代戯作者たちの群像を、彼らの文業と共に通覧した。

7 7 7 0 OA 加藤清正

著者
私立熊本県教育会 編
出版者
私立熊本県教育会
巻号頁・発行日
1909
著者
折田 明子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.7, pp.606-609, 2018-06-15

個人についてのディジタル情報は,その死後もインターネット上に残り続ける.特に,他の利用者とかかわるソーシャルメディアでは,複数のアイデンティティによる利用時の本人確認や,友人に関する情報の扱いといった問題がある.現状では主に米国発のサービスが利用者死亡時の扱いについて明記しているが,現行の法制度では死後のプライバシを守ることはできないため,生存する他者や当人の生前の意思の反映を含めたプライバシ権の再検討が必要であろう.
著者
池田 修一
出版者
日本神経治療学会
雑誌
神経治療学 (ISSN:09168443)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.32-39, 2016 (Released:2016-05-20)
参考文献数
25

A relatively high incidence of chronic limb pain, frequently complicated by violent, tremulous involuntary movements, has been noted in Japanese girls following human papillomavirus (HPV) vaccination. The average incubation period after the first dose of the vaccine was 5.47±5.00 months. Frequent manifestations included headaches, general fatigue, coldness of the legs, limb pain and weakness. The skin temperature examined in the girls with limb symptoms exhibited a slight decrease in the fingers and a moderate decrease in the toes. Digital plethysmograms revealed a reduced height of the waves, especially in the toes. The limb symptoms of the affected girls were compatible with the diagnostic criteria for complex regional pain syndrome (CRPS). The Schellong test identified a significant number of patients with orthostatic hypotension and a few patients with postural orthostatic tachycardia syndrome. Electron–microscopic examinations of the intradermal nerves showed an abnormal pathology in the unmyelinated fibers in two of the three girls examined. The symptoms observed in this study can be explained by abnormal peripheral sympathetic responses. The most common previous diagnosis in the studied girls was psychosomatic disease. Additionally delayed manifestation of cognitive dysfunction in the post–vaccinated girls has been paid much attention: memory loss, difficulty in reading textbooks and/or calculation.
著者
松本 亮介 栗林 健太郎 岡部 寿男
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J101-B, no.1, pp.16-30, 2018-01-01

Webサービスのハードウェアコストや運用管理コストを低減するために採用される高集積マルチテナントアーキテクチャは,複数のユーザを同居させる特性上,ユーザ単位でセキュリティを担保するために,適切な権限分離を行う必要がある.そして,ホストに配置されるWebコンテンツを事業者が管理できないことを前提に,コンテンツに依存することなく基盤技術でセキュリティと性能を両立させるアーキテクチャが必要である.これまでに,実用上十分なセキュリティを担保しつつハードウェアの性能とリソース効率を最大化するための手法が数多く提案されてきた.また,マルチテナントアーキテクチャでは,ホスト間で権限分離だけでなく適切なリソース分離が行われる必要がある.リソース分離が不十分な場合,収容するホスト数が増えるにつれ,管理者により高負荷の原因となっているホストを特定し対処する作業の必要が生じ,運用管理コストが逆に増大してしまう.そのような運用上の問題の生じないリソース分離が可能なマルチテナントアーキテクチャの必要性も高まっている.更に,高集積マルチテナントアーキテクチャ採用時に,セキュリティを担保し,リソース分離を適切に行いながら,付随して生じる運用・保守に関するコストを低減させるためには,いかに運用技術を改善していくかが重要である.本論文では,Webサーバの高集積マルチテナントアーキテクチャにおいて,Webコンテンツをサービス事業者が管理できないことを前提に,高い性能とリソース効率を維持しつつハードウェアや運用管理コストを低減させるためのアーキテクチャについて,これまでの研究を概観するとともに,著者らによる最新の研究成果について紹介する.